【巡礼日記】巡礼第七回目!(後編)

2015/04/21 (火)

巡礼第七回目!後編は高知の国分寺からです(・ω・)ノ

ここから順番通りなので次は29番国分寺へ。大日寺という名前も多いですが国分寺も二つ目ですね。なんでも聖武天皇の「諸国のもっとも良い土地に建てよ」との勅で一県に一つずつあるのだとか(゜ω゜)

国分寺境内


境内に入って一番雰囲気を醸しだしているのが入って右手に見える庭。植木がきれいに刈り込んであったり、手入された日本庭園のような雰囲気。そういえば徳島の国分寺も庭がすごかった記憶が。

そして高知の国分寺の庭が一番他と雰囲気を異にしているのはこれでしょう。

歌碑

歌碑がいたるところに立っているんです。紀貫之ゆかりの地だけに文学の香りが。ここに歌碑の残る人も地域ゆかりの人なのでしょうか。


また、反対側の左サイドにはこんなお地蔵さんも。

酒断ち地蔵堂

その名も酒断ち地蔵。これまで病気封じ系のお地蔵さんは数あれど、断酒専門のお地蔵さんははじめて見る気がします。高知というと豪快にお酒を飲む人が多いイメージもありますし、周辺の人々の切実な願いがあったのかもしれません。

そう考えるとこういったお地蔵さんも地域の方の信仰を集めていた証なのかもしれませんね。

 


善楽寺に着いたときにはもう夕方。竹林寺の御開帳があるからということで回るお寺を少なくしておいて正解だったようです。結果的に御開帳は2か所も回りましたしね。


駐車場を出て一瞬どっちがお寺への道だ( ゚Д゚三 ゚Д゚)!?と思った瞬間もありましたがお寺と同じく鬱蒼としているお隣は土佐神社でした。神前式の帰りかな?という感じの方もちらほら見かけたので、さすが一宮だけあって現在も周辺の方の信仰を集めているようです。

土佐神社


善楽寺境内は駐車場からすぐ近く。今回の巡礼はほとんど階段がない気がします。高知入りたての薬師寺ラッシュと比べてしまうからかもしれませんが、久しぶりの巡礼なのでとても助かる。


境内もお堂や納経所がぎゅっとまとまっていて、見渡して配置が分かる感じ。参加者の方も自由参拝にしても大丈夫なくらいすっきり境内が整理されて見晴らしのいいお寺でした。

善楽寺境内


お堂の向かいにはお地蔵さんがたくさん。お寺の絵馬まで手作り感のあるフェルトのお地蔵さんでお地蔵さん尽くし!この絵馬見ていてとてもほっこりします(*´ω`*)


このお寺は大きなお地蔵さんが2体もまつられていて、どちらも信仰を集めている様子。それでこんなにお地蔵さん推しなんですね。

お地蔵さん絵馬

 

お大師さん作と言われている子安地蔵さんは地蔵堂に丁寧にまつられていました。安産や子宝祈願にご利益があるそうですよ!

子安地蔵堂


そのお隣にまつられているのは梅見地蔵さん。名前も風流で珍しいですがご利益も珍しく、学業成就や首から上の病にご利益があるとか。今回の巡礼は首から上とか、上半身とかの御利益が多いですね。竹林寺の文殊さんも知恵の仏様ですし、学業や頭痛治癒なんかのお願いごとがある方にはおすすめエリアかもしれません(・ω・)

梅見地蔵

 

 

 

四国霊場開創1200年期間中の今回の巡礼。御朱印やお姿の他にも、お大師さんとの縁をつなぐ五色の紐なども各お寺で見ることができ、御開帳以外にも大小のイベントが色々と仕掛けられているなと感じました。2015年5月まではぎりぎり期間中だそうなので、近隣のお寺でも新たな発見があるかも?

御手綱

次の巡礼もすべりこみでぎりぎり期間中。。のはず。気候も良くなってきたので人、増えてるだろうな。次回どんな人に会えるか楽しみにしながら、今回の巡礼もおしまいです。

 

四国霊場1200年の年が終われば次は高野山1200年の年。前に行った時とはまた違う感じになっているんだろうな。こちらもまた気になりますね。中門はどんな姿になったんだろうか。もう半分ちょっと回り終えたら見に行くことになるかな、とこちらも楽しみです。

  • LINEで送る
ページの先頭へ

【巡礼日記】巡礼第七回目!(前編)

2015/04/21 (火)

◆ 第七回 ◆
巡礼日:2014年10月26日
参拝札所:第28番・大日寺 ~ 第31番・竹林寺

◇ ◇ ◇

 

久々の巡礼。ちょうど寒くなり始めだったので、
ぇ、寒いの?ケープ要るかな(´・ω・`)。。と怖々準備していたのですが、当日。。暑いじゃん( ゚Д゚)!!
スタッフも巡礼参加者も結構軽装。しまいには11月も近いというのに半袖Tシャツで巡礼に臨むという異常気象でした。でもあゆみ衣裳を着て回るの考えるとこの気候とても助かる。

 

今回の巡礼は初の参加型ということで、サイトを見たりも茶に来てくれる方から希望者と一緒に回ることに。(でも現地集合なので移動中は別行動ではある)
28番~31番の巡礼ですが、この日ちょうど御開帳をしているということで31番の竹林寺を先に回ってから28番大日寺に向かうことに。

 

竹林寺駐車場で何の問題もなく今回の巡礼参加者と合流。
全員で境内へと移動中、偶然ご住職とお会いできました。御開帳も見学したいということでお寺には事前に電話をしていたのですが、おまいりんぐの活動の事もどこかで見ていただいていたようで、とても心強く思いました(*´ω`*)

 

竹林寺御開帳

本堂横で早速御開帳の受付を済ませると、はじめに御開帳の説明が。仏様と今回展示のあった文殊様の台座の説明が主でしたがここで驚きのお話が。なんと竹林寺の文殊様が高知県の名前の由来らしいですよ!もともと「河中」だった地名を、洪水が多いことから水に縁のある字を避けて文殊様の知恵の字をもらい「高知」にしたのだとか。高知県は文殊様に守られていたのか。

 

ご開帳のメインは本堂のご本尊様。本堂にお参りをするときはちょうど御簾に隠れて見えない文殊菩薩さまの顔を見ることができます。
伏目で慈悲深さが表れているのか、何か考えているのか、という感じの文殊さん。お願いごととかも口で言わなくてもこの目で見透かされている感じすらしますよね(゜ω゜)

 

お付きの童子さんやら馬頭観音さんも見られるようになっていましたが、中でも文殊さんが乗っている獅子像。これ、前回ご開帳があった時より古いものが公開されているようでした。なんだか肌も古びてごつごつしている感じ。
阿形の獅子像なのですが、口を開けた形がなんだかとってもいい笑顔に見えてとても和むお顔をしています(*´ω`*)
ライオンに向かって和むというのもなんですが、解説でも「獅子とはどういうものか分からない時代に想像しながら作った獅子像。公開するとよく犬だと言われる」と言われていましたし、見ると確かに筋肉質な大型犬のように見えるのです。とってもチャーミングな獅子像だったのでした。

 

善財童子像と

これまた文殊さんと一緒に公開されていたお付きの童子君は境内にも銅像があるようです。こちらはご開帳が終わっても会えそうですね(∩´∀`)∩


お参りや境内の撮影を済ませ、ふかふかの苔に囲まれた道を後にする一行。ふもとの植物園もかなり気になる。。

竹林寺境内

 

竹林寺で結構ゆっくりしたので、ここで参加者さんとお昼に。しかし移動を挟むので、お寺以外の場所で待ち合わせに。大丈夫か。。との心配が。なんとか合流はできましたが、通ったルートで結構かかる時間は変わってくるもの。大丈夫かな?連絡先がメールしか分からない。。(´・ω・`)

という場面が出てきたので、次回こういったイベントをする時には電話番号必須になるかも?ごはんはスタッフ、参加者共にわいわいいただきました。

そんなこんなでぐーっと戻って大日寺。大日寺って名前のお寺、多いですね。大日如来様大人気。

 駐車場からお寺への道すがら門前にあるお店、錦堂の方ともお話させていただきました。おへんろ道ではよく出会うお遍路さんの形のステッカー、こちらのお店のだったようです。


若い人にもお遍路を知ってもらう活動をしているとお話したところ、がんばってね、と応援してくれた上に、偶然通りかかった馴染みの先達さんにもおまいりんぐを紹介してくれました(≧∀≦)


錦堂の方にも、錦堂なじみの方にも応援していただき、これまた偶然通りかかった方がお寺に入る前に門前でほら貝を吹くというので同行。ほら貝は大日如来の教えとつながりが深いらしいので、大日寺でその音を聞けるのはなんというか、タイムリーな感じがします。

大日寺門前で

そして大日寺もなんと!ご開帳!!意識してこの日にした訳ではなくないのですが、ラッキー。とてもタイミングが良かったようです。
今回公開になっていた大日寺のご本尊はなんと、過去に公開した記録がないとのこと。これは貴重です(`・ω・´)!!

本堂の奥、美術館の収蔵庫のような頑丈な扉(防火扉なのかしら)の奥にご本尊の大日如来様がいらっしゃいました。小部屋でひっそりと座っている姿。でも扉から見上げる大日如来像は大きく、どっしりとした迫力というか、貫録がありました。

 


大日寺はお参りを済ませたら、是非チェックすべきところが。。実は以前もへんろ茶屋にいらっしゃったお客様に、首から上の病気に効く泉というのを紹介していただいていたのです。

奥の院湧き水

こちらですね!こちらの水、高知の名水40選にも選ばれるほどの綺麗な水なんだとか。霊験あらたかな泉。歩き遍路さんの貴重な給水ポイントにもなりそうですね。

 

今回前編はこの辺で一度区切ります!続きはまた後編から(・ω・)ノ

  • LINEで送る
ページの先頭へ

第8回コスプレあゆみ巡礼

2015/02/24 (火)

 第8回コスプレあゆみ巡礼 2015年4月12日(日)高知32番札所「禅師峰寺 」から!

▼過去の巡礼はこちらから
http://oh-my-ring.com/cosplay/


第8回コスプレあゆみ巡礼

  • LINEで送る
ページの先頭へ

PHOTOギャラリー:コスプレ巡礼 28大日寺 ~ 31竹林寺

2015/01/22 (木)
  • LINEで送る
ページの先頭へ

【巡礼日記】巡礼第六回目!(後編)

2015/01/20 (火)

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ
巡礼日記第五回目(後編) は寄り道も終わり、リベンジスタートです!!


さて、寄り道ほどほどにして今度はあゆみ衣裳に着替え、再挑戦となる鶴林寺へ。
前回と打って変わっていいお天気。

鶴林寺

鶴林寺といえば2匹の鶴が本尊のお地蔵さんを守っていたという伝説のあるお寺なのですが、まず仁王門に鶴!本堂前にも鶴!と今でもなお鶴に守られたお寺でした。仁王門は仁王さんの代わりに門の柱のところに鶴が。ちゃんと阿吽になっていて、今でも参拝者を見守っていました。門の後ろ側に仁王さんもちゃんと居ましたよ。
仁王さんは運慶の作のようでしたが、鶴もそうなのだろうか。。

本堂前

伝説を思い出させる木像ですでにテンションが上がっていたのですが、
鶴林寺についてからもう1つ神秘的な雰囲気を醸し出しているものが。
それが緑のじゅうたんを敷いたようなふかふかの苔。
いろいろなところに生えていて、地面も岩もやわらかい緑色になっていました。ふかふかしたものって見ているとなごみますよね(*´Д`)

単に山の上で空気がきれいというのもあると思いますが、癒される感じの静かな山の雰囲気があってとてもきれいな境内でした。境内が落ち着いた雰囲気だった分、あゆみ衣裳は目立ちましたが。。
でもでも、納経所でもかわいいと言っていただき、「いっそピンクの装束にしたらもっと可愛かったのにー」なんて声もかけていただいたりも。こういった声を頂くとちょっと嬉しくなります。
お寺の雰囲気、かけていただいたことばも合わせて、ちょっとほっこりした一行でした(*´ω`*)


続いて山の上から別の山の上へ。。
鶴林寺と同じくお遍路ころがしの太龍寺に向かいます。
お遍路ころがしというと道が険しくて給水ポイントもトイレも無くて。。のイメージがあった訳なのですが、
駐車場についてみるとスペース広々!お土産充実!な具合にびっくり。
ここからロープウェイに乗って山を2つ越えるんですって。文明の進歩。。!
でも前回のような前も見えないレベルの大雨だとそれでも危ないだろうな。前回は引き返して正解だったということか。

ロープウェイは大きくて1つのゴンドラで100人くらい乗れるそう。揺れもあんまりない印象でした。
ロープウェイでも太龍寺のある山頂まで10分ある道のり。西日本最長らしいです。この距離を全部歩いていたと考えると、なるほどお遍路ころがしと言われるのも分かります。徒歩だと一体どれほどかかるのか(=ω=)

のどかな街並みや蛇行する川を眺めてしばらくすると目の前はスギとヒノキの森に。
思わずいろいろな意味で「うわぁ。。」の声が漏れます。そう、ビッグひな祭りでピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、このとき季節は春。見渡す限りの森は黄色い花粉を抱えたスギだらけだったのです。。これ、花粉症の人にはかなり危険です(((( ゚Д゚)))撮影中以外はマスクをしていたとはいえこの量の花粉は防ぎきれず。私と静夢さんは翌日まで花粉の後遺症に悩まされることになったのでした(´;ω;`)春に行かれる方は花粉対策を万全にされることを激しくおすすめします!!

途中、山の上にニホンオオカミの銅像が。このあたりには昔居たんだそうです。鶴林寺でも雰囲気は感じていましたが、このあたりは本当にもののけ姫の世界だったわけですね。また別の頂には空海がこの山で修行をしていた青年の頃の銅像が。ここ捨身嶽で修行をしていたころの空海は19歳というお話。ここで空海は何にたどり着いたのでしょう。ロープウェイからはちょっと撮影しづらかったですが、じっくり見たい!という方は太龍寺から20分くらいで像のある所まで行けるらしいですよ。でも今日は日も傾きかけているのでやめておきます。

そんなこんなで到着した太龍寺。大きなお寺ですが鬱蒼とした杉林の間を縫ってお堂があるせいか重みのある空気を感じます。どこを見ても背景がスギの大木で山の中だなぁ、としみじみ思い知らされる感じ。鶴林寺はちょっと幻想的な雰囲気もありましたが、太龍寺は山の厳しさというか、そんな雰囲気を感じるお寺でした。

入口の案内図。どうも20分くらいでぐるっと回れるようになっているらしい。
そしてこの大師堂を最奥にぐるっと回れる感じ、どこかで見た感じがするなと思ったら。。高野山ですね(゜ω゜)!!
由緒ある大きなお寺だから「西の高野」なのかと思っていたのですが、高野山を意識した構造になっているのかも?そう思って見て回ると大師堂の裏にさらにお堂があるのも高野山の奥の院に近い気が。そういえば奥の院の参道もスギ林の中だったなぁ。

太龍寺
納経所はどこもお守りとかお遍路用品とか売っていたりするのですが、太龍寺はその名のごとく龍だらけでした。もちろんおみくじも龍。個人的には龍ブレスのチラシがかなり気になりましたが。。ビッグひな祭りと同じノリを感じる。

天井絵

何故龍なのかというと龍が修行中のお大師さんを守ったという伝説が残っているからだとか。納経所横の建物にもそれにちなんだ龍の天井絵が。お寺の美術品はスケールが違うので迫力がすごいです。納経所からもほんとにすぐ横なので来られた方は覗いてみるのも良いと思いますよ!


だいぶ日も傾いてロープウェイで下山。これ徒歩で下山だとこの時間にお参りなんてそもそもできないんだろうな。。ちなみにロープウェイができたのは平成4年だそうです。思ったより最近。

この日はここで打ち止め。回ったお寺は3箇寺でしたが、なんだか濃い巡礼だった気もします。徳島最後の巡礼で徳島のノリをすごく感じた1日でした。

  • LINEで送る
ページの先頭へ

【巡礼日記】巡礼第六回目!(前編)

2015/01/20 (火)

◆ 第六回 ◆
巡礼日:2013年3月9日
参拝札所:第20番・鶴林寺 ~ 第21番・太龍寺

◇ ◇ ◇

 

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ
今回巡礼第六回目は前回の夏の巡礼で行きそびれた太龍寺、鶴林寺へ。
何故前回徳島編が終了しなかったかというと大荒れの天気に阻まれたからなのです。。今回はリベンジ(`・ω・´)!!

ちなみに前回とか言われても覚えてないわいという方、前回の巡礼日記はこちら

とつぜんの豪雨で見送りになったこの2か寺の巡礼。前後のお寺は回ってしまっているのですが、それだけではもったいない!!ということで、別格霊場「慈眼寺」で修行体験もすることに。慈眼寺は四国別格霊場第3番札所でもあるそうですよ。札所以外で回った空海修行の場所としては建治寺、御厨人窟以来の3つ目という感じですね!

まず向かったのは慈眼寺。が、駐車場手前に滝を発見したので寄り道(((゜ω゜)

灌頂ヶ滝
どうやら滝行に使う場所らしく、滝の近くまで入っていける道が。これは登ってみるしか。
階段の先は滝のしぶきが当たるくらいまで近づける高台でした。天気が良い日の10時頃までは虹が出ることがあると書いてあったのですが、残念ながらこの日は見られず。時間は割とちょうどよかったのですが、もうちょっと天気が良かったら見られたんだろうか。

灌頂ヶ滝その2
更にその上にはお不動さんが。修行する人の手助けをするというだけあって、修行の場には特に人気なのかもしれません、お不動さん。
階段の途中には滝に降りていく階段もあったのですが、しめ縄なんかもあり、いかにも修行中以外立ち入り禁止の雰囲気。慈眼寺に入る前から修行の地であることを思い知らされる感じが。。修行気分も高まったところで今度こそ別格霊場、慈眼寺へ!

慈眼寺
本堂にまずお参りを済ませ、納経所へ。納経所でここの修行である「穴禅定」の受付をしてもらうのです。ある程度まとまった人数だと割引があるようですが、人数が多くなればなるほど1回の体験に時間がかかるのだとか。この日は穴禅定、人気のようでスタッフの他にもお客さんが。お遍路に行き慣れた感じのご夫婦と一緒に修行体験に挑むことになりました(`・ω・´)

体験会場(?)の洞窟まで案内板や路面に書かれた矢印を頼りに進んでいくのですが、まずそこまで行くのが一苦労_(:3」∠)_
駐車場を過ぎた辺りから階段になり、山道になり、岩の間をくぐって、ようやくたどり着く距離。到着時点で既に息が切れているスタッフ一行。それに対して体験をご一緒するご夫婦はすいすい登って行ってまだ元気そうな様子。巡礼の間が空いたから、体力が落ちているのか。。( ゚Д゚)!?


洞窟前で、案内担当の先達さんに促され、2本の石柱の間をくぐる一行。この間を通れないと穴禅定の体験はできないそうです。スタッフはぎりぎり全員セーフでした。大柄な方だと重ね着してたら難しいかもしれません。洞窟内はそんなに暑くも寒くもないので、ジャケットなんかは預かってもらえますし、薄着で挑戦すべし、です。
貸し出された白衣を羽織り、1人1本手渡されたろうそくに明かりを灯してついに洞窟内へ。皆で1列になって進みます。


入口はわりと広くて普通だったのですが、だんだんと進む道は狭くなり。。岩と岩の間をすり抜けるような道から、ついには這わないと進めないなんてところも。こうなると無理に進もうとしても難しく、先達さんの言う通りの手順で体を動かして進んで行きます。人数が多いと先達さんだけでは後ろの方まで指示ができないので、伝言ゲーム方式で指示を伝えます。が、この伝言ゲームが割と難易度高く、
「右手を先にして横歩きで入って、天井が低くなってきたら後ろ向きにしゃがんで滑り込む感じでそのまま後ろ向きで出る」とかそういった感じの指示ばかり。
指示を聞く方もたまに想像もつかない指示をされるので「こっちから入ってしゃがんで。。ぇ、ここからどうするんですか!?」と混乱したり。これは大人数だと時間かかるわ。。(´・ω・`)

洞窟の奥には空海が修行中に龍を封じたとされる場所が。説明を受けると鍾乳石でできた複雑な凹凸が確かに龍や仏様に見えてきます。ここで願掛けと読経があるのですが、暗い上に荷物を預けたのでお経は丸暗記で言えないとアウト。先達さんのリードがありますが般若心経前半でついていくのを断念しました。。そうか。。お経完璧に覚えないといけない局面もあるんですね。。ともあれ、修行体験の後の願掛けはなんだか効果がありそうですね!

帰り道は行きとはちょっと違う道を通ります。滑り込むようにして通リ抜ける帰りの道はかなり狭く、再び地上に生まれる体験をすると言われているところ。思えば穴禅定、言われることに素直に耳を傾け、再び地上に生まれる。。なるほど、修行そのものですね。今までの行場で一番修行っぽい体験ができた気がします(=ω=)

補足ですが説明通り這ったり、岩で擦ったり地面に膝をついたりでドロドロになるので穴禅定には汚れても良い服装で参加しましょう!この時ばかりはあゆみ衣裳から着替えての参加でした。どこか怪我してもいけませんし。。いや、私は既に建治寺で肩を擦りむいた前科があるわけですが、皆さんはお気をつけて。岩、結構鋭利だったりしますよ。


修行後のひと休み。前回の巡礼で立ち往生した付近に道の駅があったので、そこでお昼を食べることに。なにやら新聞に載ったことのあるらしいうどん屋さん、大人気ですごい人でした。座れるかどうかそわそわしたけど美味しかったようどん屋さん。毎回だけど巡礼時のうどん率がなかなかすごい気が。
併設してあったお土産屋さんでやたらと目にした「ビッグひなまつり」の文字が気になりすぎて何だろうと思っていると、どうもお隣で開催中のようで、覗いてみることに。今回お寺回る予定が少な目だからできる寄り道タイム(・ω・)ノ
しかし我々スタッフは、そこで今日一かもしれない衝撃を受けることになるのです。

受付から既に見える体育館大の会場の天井まで届くかという雛壇と、人形たち。ビッグひな祭りとはその名の通りビッグな規模の雛飾りを飾るお祭りだったのです。
もはやピラミッド状になり4面ある巨大雛壇にびっしり並べられた人形は圧巻の一言。100センチくらいある普通の子どもみたいな市松人形とか、5月人形とか、ありとあらゆる人形がそこに集結していました。どうやら全国から人形を集め、供養もしてくれるということで、いろいろな人形が集まってきているのだそう。フランス人形から藤娘など種類別コーナーから、さらには人形を組み合わせてセリフを付けてみたりしているコーナーまで。運営の人、楽しそうだ。。これだけ楽しそうに飾ってもらえるから、人形を送る方も安心というものなのかもしれません。

 札所にはまだ入っていないですが長くなってきたのでこの辺で(・ω・)ノ後編に続きます!

 

  • LINEで送る
ページの先頭へ

PHOTOギャラリー:第三十一番~竹林寺

2014/11/10 (月)
  • LINEで送る
ページの先頭へ

PHOTOギャラリー:第三十番~善楽寺

2014/11/10 (月)
  • LINEで送る
ページの先頭へ

PHOTOギャラリー:第二十九番~国分寺

2014/11/10 (月)
  • LINEで送る
ページの先頭へ

PHOTOギャラリー:第二十八番~大日寺

2014/11/10 (月)
  • LINEで送る
ページの先頭へ