【巡礼日記】巡礼第七回目!(後編)

2015/04/21 (火)

巡礼第七回目!後編は高知の国分寺からです(・ω・)ノ

ここから順番通りなので次は29番国分寺へ。大日寺という名前も多いですが国分寺も二つ目ですね。なんでも聖武天皇の「諸国のもっとも良い土地に建てよ」との勅で一県に一つずつあるのだとか(゜ω゜)

国分寺境内


境内に入って一番雰囲気を醸しだしているのが入って右手に見える庭。植木がきれいに刈り込んであったり、手入された日本庭園のような雰囲気。そういえば徳島の国分寺も庭がすごかった記憶が。

そして高知の国分寺の庭が一番他と雰囲気を異にしているのはこれでしょう。

歌碑

歌碑がいたるところに立っているんです。紀貫之ゆかりの地だけに文学の香りが。ここに歌碑の残る人も地域ゆかりの人なのでしょうか。


また、反対側の左サイドにはこんなお地蔵さんも。

酒断ち地蔵堂

その名も酒断ち地蔵。これまで病気封じ系のお地蔵さんは数あれど、断酒専門のお地蔵さんははじめて見る気がします。高知というと豪快にお酒を飲む人が多いイメージもありますし、周辺の人々の切実な願いがあったのかもしれません。

そう考えるとこういったお地蔵さんも地域の方の信仰を集めていた証なのかもしれませんね。

 


善楽寺に着いたときにはもう夕方。竹林寺の御開帳があるからということで回るお寺を少なくしておいて正解だったようです。結果的に御開帳は2か所も回りましたしね。


駐車場を出て一瞬どっちがお寺への道だ( ゚Д゚三 ゚Д゚)!?と思った瞬間もありましたがお寺と同じく鬱蒼としているお隣は土佐神社でした。神前式の帰りかな?という感じの方もちらほら見かけたので、さすが一宮だけあって現在も周辺の方の信仰を集めているようです。

土佐神社


善楽寺境内は駐車場からすぐ近く。今回の巡礼はほとんど階段がない気がします。高知入りたての薬師寺ラッシュと比べてしまうからかもしれませんが、久しぶりの巡礼なのでとても助かる。


境内もお堂や納経所がぎゅっとまとまっていて、見渡して配置が分かる感じ。参加者の方も自由参拝にしても大丈夫なくらいすっきり境内が整理されて見晴らしのいいお寺でした。

善楽寺境内


お堂の向かいにはお地蔵さんがたくさん。お寺の絵馬まで手作り感のあるフェルトのお地蔵さんでお地蔵さん尽くし!この絵馬見ていてとてもほっこりします(*´ω`*)


このお寺は大きなお地蔵さんが2体もまつられていて、どちらも信仰を集めている様子。それでこんなにお地蔵さん推しなんですね。

お地蔵さん絵馬

 

お大師さん作と言われている子安地蔵さんは地蔵堂に丁寧にまつられていました。安産や子宝祈願にご利益があるそうですよ!

子安地蔵堂


そのお隣にまつられているのは梅見地蔵さん。名前も風流で珍しいですがご利益も珍しく、学業成就や首から上の病にご利益があるとか。今回の巡礼は首から上とか、上半身とかの御利益が多いですね。竹林寺の文殊さんも知恵の仏様ですし、学業や頭痛治癒なんかのお願いごとがある方にはおすすめエリアかもしれません(・ω・)

梅見地蔵

 

 

 

四国霊場開創1200年期間中の今回の巡礼。御朱印やお姿の他にも、お大師さんとの縁をつなぐ五色の紐なども各お寺で見ることができ、御開帳以外にも大小のイベントが色々と仕掛けられているなと感じました。2015年5月まではぎりぎり期間中だそうなので、近隣のお寺でも新たな発見があるかも?

御手綱

次の巡礼もすべりこみでぎりぎり期間中。。のはず。気候も良くなってきたので人、増えてるだろうな。次回どんな人に会えるか楽しみにしながら、今回の巡礼もおしまいです。

 

四国霊場1200年の年が終われば次は高野山1200年の年。前に行った時とはまた違う感じになっているんだろうな。こちらもまた気になりますね。中門はどんな姿になったんだろうか。もう半分ちょっと回り終えたら見に行くことになるかな、とこちらも楽しみです。

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【巡礼日記】巡礼第七回目!(前編)

2015/04/21 (火)

◆ 第七回 ◆
巡礼日:2014年10月26日
参拝札所:第28番・大日寺 ~ 第31番・竹林寺

◇ ◇ ◇

 

久々の巡礼。ちょうど寒くなり始めだったので、
ぇ、寒いの?ケープ要るかな(´・ω・`)。。と怖々準備していたのですが、当日。。暑いじゃん( ゚Д゚)!!
スタッフも巡礼参加者も結構軽装。しまいには11月も近いというのに半袖Tシャツで巡礼に臨むという異常気象でした。でもあゆみ衣裳を着て回るの考えるとこの気候とても助かる。

 

今回の巡礼は初の参加型ということで、サイトを見たりも茶に来てくれる方から希望者と一緒に回ることに。(でも現地集合なので移動中は別行動ではある)
28番~31番の巡礼ですが、この日ちょうど御開帳をしているということで31番の竹林寺を先に回ってから28番大日寺に向かうことに。

 

竹林寺駐車場で何の問題もなく今回の巡礼参加者と合流。
全員で境内へと移動中、偶然ご住職とお会いできました。御開帳も見学したいということでお寺には事前に電話をしていたのですが、おまいりんぐの活動の事もどこかで見ていただいていたようで、とても心強く思いました(*´ω`*)

 

竹林寺御開帳

本堂横で早速御開帳の受付を済ませると、はじめに御開帳の説明が。仏様と今回展示のあった文殊様の台座の説明が主でしたがここで驚きのお話が。なんと竹林寺の文殊様が高知県の名前の由来らしいですよ!もともと「河中」だった地名を、洪水が多いことから水に縁のある字を避けて文殊様の知恵の字をもらい「高知」にしたのだとか。高知県は文殊様に守られていたのか。

 

ご開帳のメインは本堂のご本尊様。本堂にお参りをするときはちょうど御簾に隠れて見えない文殊菩薩さまの顔を見ることができます。
伏目で慈悲深さが表れているのか、何か考えているのか、という感じの文殊さん。お願いごととかも口で言わなくてもこの目で見透かされている感じすらしますよね(゜ω゜)

 

お付きの童子さんやら馬頭観音さんも見られるようになっていましたが、中でも文殊さんが乗っている獅子像。これ、前回ご開帳があった時より古いものが公開されているようでした。なんだか肌も古びてごつごつしている感じ。
阿形の獅子像なのですが、口を開けた形がなんだかとってもいい笑顔に見えてとても和むお顔をしています(*´ω`*)
ライオンに向かって和むというのもなんですが、解説でも「獅子とはどういうものか分からない時代に想像しながら作った獅子像。公開するとよく犬だと言われる」と言われていましたし、見ると確かに筋肉質な大型犬のように見えるのです。とってもチャーミングな獅子像だったのでした。

 

善財童子像と

これまた文殊さんと一緒に公開されていたお付きの童子君は境内にも銅像があるようです。こちらはご開帳が終わっても会えそうですね(∩´∀`)∩


お参りや境内の撮影を済ませ、ふかふかの苔に囲まれた道を後にする一行。ふもとの植物園もかなり気になる。。

竹林寺境内

 

竹林寺で結構ゆっくりしたので、ここで参加者さんとお昼に。しかし移動を挟むので、お寺以外の場所で待ち合わせに。大丈夫か。。との心配が。なんとか合流はできましたが、通ったルートで結構かかる時間は変わってくるもの。大丈夫かな?連絡先がメールしか分からない。。(´・ω・`)

という場面が出てきたので、次回こういったイベントをする時には電話番号必須になるかも?ごはんはスタッフ、参加者共にわいわいいただきました。

そんなこんなでぐーっと戻って大日寺。大日寺って名前のお寺、多いですね。大日如来様大人気。

 駐車場からお寺への道すがら門前にあるお店、錦堂の方ともお話させていただきました。おへんろ道ではよく出会うお遍路さんの形のステッカー、こちらのお店のだったようです。


若い人にもお遍路を知ってもらう活動をしているとお話したところ、がんばってね、と応援してくれた上に、偶然通りかかった馴染みの先達さんにもおまいりんぐを紹介してくれました(≧∀≦)


錦堂の方にも、錦堂なじみの方にも応援していただき、これまた偶然通りかかった方がお寺に入る前に門前でほら貝を吹くというので同行。ほら貝は大日如来の教えとつながりが深いらしいので、大日寺でその音を聞けるのはなんというか、タイムリーな感じがします。

大日寺門前で

そして大日寺もなんと!ご開帳!!意識してこの日にした訳ではなくないのですが、ラッキー。とてもタイミングが良かったようです。
今回公開になっていた大日寺のご本尊はなんと、過去に公開した記録がないとのこと。これは貴重です(`・ω・´)!!

本堂の奥、美術館の収蔵庫のような頑丈な扉(防火扉なのかしら)の奥にご本尊の大日如来様がいらっしゃいました。小部屋でひっそりと座っている姿。でも扉から見上げる大日如来像は大きく、どっしりとした迫力というか、貫録がありました。

 


大日寺はお参りを済ませたら、是非チェックすべきところが。。実は以前もへんろ茶屋にいらっしゃったお客様に、首から上の病気に効く泉というのを紹介していただいていたのです。

奥の院湧き水

こちらですね!こちらの水、高知の名水40選にも選ばれるほどの綺麗な水なんだとか。霊験あらたかな泉。歩き遍路さんの貴重な給水ポイントにもなりそうですね。

 

今回前編はこの辺で一度区切ります!続きはまた後編から(・ω・)ノ

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【巡礼日記】巡礼第六回目!(後編)

2015/01/20 (火)

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ
巡礼日記第五回目(後編) は寄り道も終わり、リベンジスタートです!!


さて、寄り道ほどほどにして今度はあゆみ衣裳に着替え、再挑戦となる鶴林寺へ。
前回と打って変わっていいお天気。

鶴林寺

鶴林寺といえば2匹の鶴が本尊のお地蔵さんを守っていたという伝説のあるお寺なのですが、まず仁王門に鶴!本堂前にも鶴!と今でもなお鶴に守られたお寺でした。仁王門は仁王さんの代わりに門の柱のところに鶴が。ちゃんと阿吽になっていて、今でも参拝者を見守っていました。門の後ろ側に仁王さんもちゃんと居ましたよ。
仁王さんは運慶の作のようでしたが、鶴もそうなのだろうか。。

本堂前

伝説を思い出させる木像ですでにテンションが上がっていたのですが、
鶴林寺についてからもう1つ神秘的な雰囲気を醸し出しているものが。
それが緑のじゅうたんを敷いたようなふかふかの苔。
いろいろなところに生えていて、地面も岩もやわらかい緑色になっていました。ふかふかしたものって見ているとなごみますよね(*´Д`)

単に山の上で空気がきれいというのもあると思いますが、癒される感じの静かな山の雰囲気があってとてもきれいな境内でした。境内が落ち着いた雰囲気だった分、あゆみ衣裳は目立ちましたが。。
でもでも、納経所でもかわいいと言っていただき、「いっそピンクの装束にしたらもっと可愛かったのにー」なんて声もかけていただいたりも。こういった声を頂くとちょっと嬉しくなります。
お寺の雰囲気、かけていただいたことばも合わせて、ちょっとほっこりした一行でした(*´ω`*)


続いて山の上から別の山の上へ。。
鶴林寺と同じくお遍路ころがしの太龍寺に向かいます。
お遍路ころがしというと道が険しくて給水ポイントもトイレも無くて。。のイメージがあった訳なのですが、
駐車場についてみるとスペース広々!お土産充実!な具合にびっくり。
ここからロープウェイに乗って山を2つ越えるんですって。文明の進歩。。!
でも前回のような前も見えないレベルの大雨だとそれでも危ないだろうな。前回は引き返して正解だったということか。

ロープウェイは大きくて1つのゴンドラで100人くらい乗れるそう。揺れもあんまりない印象でした。
ロープウェイでも太龍寺のある山頂まで10分ある道のり。西日本最長らしいです。この距離を全部歩いていたと考えると、なるほどお遍路ころがしと言われるのも分かります。徒歩だと一体どれほどかかるのか(=ω=)

のどかな街並みや蛇行する川を眺めてしばらくすると目の前はスギとヒノキの森に。
思わずいろいろな意味で「うわぁ。。」の声が漏れます。そう、ビッグひな祭りでピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、このとき季節は春。見渡す限りの森は黄色い花粉を抱えたスギだらけだったのです。。これ、花粉症の人にはかなり危険です(((( ゚Д゚)))撮影中以外はマスクをしていたとはいえこの量の花粉は防ぎきれず。私と静夢さんは翌日まで花粉の後遺症に悩まされることになったのでした(´;ω;`)春に行かれる方は花粉対策を万全にされることを激しくおすすめします!!

途中、山の上にニホンオオカミの銅像が。このあたりには昔居たんだそうです。鶴林寺でも雰囲気は感じていましたが、このあたりは本当にもののけ姫の世界だったわけですね。また別の頂には空海がこの山で修行をしていた青年の頃の銅像が。ここ捨身嶽で修行をしていたころの空海は19歳というお話。ここで空海は何にたどり着いたのでしょう。ロープウェイからはちょっと撮影しづらかったですが、じっくり見たい!という方は太龍寺から20分くらいで像のある所まで行けるらしいですよ。でも今日は日も傾きかけているのでやめておきます。

そんなこんなで到着した太龍寺。大きなお寺ですが鬱蒼とした杉林の間を縫ってお堂があるせいか重みのある空気を感じます。どこを見ても背景がスギの大木で山の中だなぁ、としみじみ思い知らされる感じ。鶴林寺はちょっと幻想的な雰囲気もありましたが、太龍寺は山の厳しさというか、そんな雰囲気を感じるお寺でした。

入口の案内図。どうも20分くらいでぐるっと回れるようになっているらしい。
そしてこの大師堂を最奥にぐるっと回れる感じ、どこかで見た感じがするなと思ったら。。高野山ですね(゜ω゜)!!
由緒ある大きなお寺だから「西の高野」なのかと思っていたのですが、高野山を意識した構造になっているのかも?そう思って見て回ると大師堂の裏にさらにお堂があるのも高野山の奥の院に近い気が。そういえば奥の院の参道もスギ林の中だったなぁ。

太龍寺
納経所はどこもお守りとかお遍路用品とか売っていたりするのですが、太龍寺はその名のごとく龍だらけでした。もちろんおみくじも龍。個人的には龍ブレスのチラシがかなり気になりましたが。。ビッグひな祭りと同じノリを感じる。

天井絵

何故龍なのかというと龍が修行中のお大師さんを守ったという伝説が残っているからだとか。納経所横の建物にもそれにちなんだ龍の天井絵が。お寺の美術品はスケールが違うので迫力がすごいです。納経所からもほんとにすぐ横なので来られた方は覗いてみるのも良いと思いますよ!


だいぶ日も傾いてロープウェイで下山。これ徒歩で下山だとこの時間にお参りなんてそもそもできないんだろうな。。ちなみにロープウェイができたのは平成4年だそうです。思ったより最近。

この日はここで打ち止め。回ったお寺は3箇寺でしたが、なんだか濃い巡礼だった気もします。徳島最後の巡礼で徳島のノリをすごく感じた1日でした。

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【巡礼日記】巡礼第六回目!(前編)

2015/01/20 (火)

◆ 第六回 ◆
巡礼日:2013年3月9日
参拝札所:第20番・鶴林寺 ~ 第21番・太龍寺

◇ ◇ ◇

 

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ
今回巡礼第六回目は前回の夏の巡礼で行きそびれた太龍寺、鶴林寺へ。
何故前回徳島編が終了しなかったかというと大荒れの天気に阻まれたからなのです。。今回はリベンジ(`・ω・´)!!

ちなみに前回とか言われても覚えてないわいという方、前回の巡礼日記はこちら

とつぜんの豪雨で見送りになったこの2か寺の巡礼。前後のお寺は回ってしまっているのですが、それだけではもったいない!!ということで、別格霊場「慈眼寺」で修行体験もすることに。慈眼寺は四国別格霊場第3番札所でもあるそうですよ。札所以外で回った空海修行の場所としては建治寺、御厨人窟以来の3つ目という感じですね!

まず向かったのは慈眼寺。が、駐車場手前に滝を発見したので寄り道(((゜ω゜)

灌頂ヶ滝
どうやら滝行に使う場所らしく、滝の近くまで入っていける道が。これは登ってみるしか。
階段の先は滝のしぶきが当たるくらいまで近づける高台でした。天気が良い日の10時頃までは虹が出ることがあると書いてあったのですが、残念ながらこの日は見られず。時間は割とちょうどよかったのですが、もうちょっと天気が良かったら見られたんだろうか。

灌頂ヶ滝その2
更にその上にはお不動さんが。修行する人の手助けをするというだけあって、修行の場には特に人気なのかもしれません、お不動さん。
階段の途中には滝に降りていく階段もあったのですが、しめ縄なんかもあり、いかにも修行中以外立ち入り禁止の雰囲気。慈眼寺に入る前から修行の地であることを思い知らされる感じが。。修行気分も高まったところで今度こそ別格霊場、慈眼寺へ!

慈眼寺
本堂にまずお参りを済ませ、納経所へ。納経所でここの修行である「穴禅定」の受付をしてもらうのです。ある程度まとまった人数だと割引があるようですが、人数が多くなればなるほど1回の体験に時間がかかるのだとか。この日は穴禅定、人気のようでスタッフの他にもお客さんが。お遍路に行き慣れた感じのご夫婦と一緒に修行体験に挑むことになりました(`・ω・´)

体験会場(?)の洞窟まで案内板や路面に書かれた矢印を頼りに進んでいくのですが、まずそこまで行くのが一苦労_(:3」∠)_
駐車場を過ぎた辺りから階段になり、山道になり、岩の間をくぐって、ようやくたどり着く距離。到着時点で既に息が切れているスタッフ一行。それに対して体験をご一緒するご夫婦はすいすい登って行ってまだ元気そうな様子。巡礼の間が空いたから、体力が落ちているのか。。( ゚Д゚)!?


洞窟前で、案内担当の先達さんに促され、2本の石柱の間をくぐる一行。この間を通れないと穴禅定の体験はできないそうです。スタッフはぎりぎり全員セーフでした。大柄な方だと重ね着してたら難しいかもしれません。洞窟内はそんなに暑くも寒くもないので、ジャケットなんかは預かってもらえますし、薄着で挑戦すべし、です。
貸し出された白衣を羽織り、1人1本手渡されたろうそくに明かりを灯してついに洞窟内へ。皆で1列になって進みます。


入口はわりと広くて普通だったのですが、だんだんと進む道は狭くなり。。岩と岩の間をすり抜けるような道から、ついには這わないと進めないなんてところも。こうなると無理に進もうとしても難しく、先達さんの言う通りの手順で体を動かして進んで行きます。人数が多いと先達さんだけでは後ろの方まで指示ができないので、伝言ゲーム方式で指示を伝えます。が、この伝言ゲームが割と難易度高く、
「右手を先にして横歩きで入って、天井が低くなってきたら後ろ向きにしゃがんで滑り込む感じでそのまま後ろ向きで出る」とかそういった感じの指示ばかり。
指示を聞く方もたまに想像もつかない指示をされるので「こっちから入ってしゃがんで。。ぇ、ここからどうするんですか!?」と混乱したり。これは大人数だと時間かかるわ。。(´・ω・`)

洞窟の奥には空海が修行中に龍を封じたとされる場所が。説明を受けると鍾乳石でできた複雑な凹凸が確かに龍や仏様に見えてきます。ここで願掛けと読経があるのですが、暗い上に荷物を預けたのでお経は丸暗記で言えないとアウト。先達さんのリードがありますが般若心経前半でついていくのを断念しました。。そうか。。お経完璧に覚えないといけない局面もあるんですね。。ともあれ、修行体験の後の願掛けはなんだか効果がありそうですね!

帰り道は行きとはちょっと違う道を通ります。滑り込むようにして通リ抜ける帰りの道はかなり狭く、再び地上に生まれる体験をすると言われているところ。思えば穴禅定、言われることに素直に耳を傾け、再び地上に生まれる。。なるほど、修行そのものですね。今までの行場で一番修行っぽい体験ができた気がします(=ω=)

補足ですが説明通り這ったり、岩で擦ったり地面に膝をついたりでドロドロになるので穴禅定には汚れても良い服装で参加しましょう!この時ばかりはあゆみ衣裳から着替えての参加でした。どこか怪我してもいけませんし。。いや、私は既に建治寺で肩を擦りむいた前科があるわけですが、皆さんはお気をつけて。岩、結構鋭利だったりしますよ。


修行後のひと休み。前回の巡礼で立ち往生した付近に道の駅があったので、そこでお昼を食べることに。なにやら新聞に載ったことのあるらしいうどん屋さん、大人気ですごい人でした。座れるかどうかそわそわしたけど美味しかったようどん屋さん。毎回だけど巡礼時のうどん率がなかなかすごい気が。
併設してあったお土産屋さんでやたらと目にした「ビッグひなまつり」の文字が気になりすぎて何だろうと思っていると、どうもお隣で開催中のようで、覗いてみることに。今回お寺回る予定が少な目だからできる寄り道タイム(・ω・)ノ
しかし我々スタッフは、そこで今日一かもしれない衝撃を受けることになるのです。

受付から既に見える体育館大の会場の天井まで届くかという雛壇と、人形たち。ビッグひな祭りとはその名の通りビッグな規模の雛飾りを飾るお祭りだったのです。
もはやピラミッド状になり4面ある巨大雛壇にびっしり並べられた人形は圧巻の一言。100センチくらいある普通の子どもみたいな市松人形とか、5月人形とか、ありとあらゆる人形がそこに集結していました。どうやら全国から人形を集め、供養もしてくれるということで、いろいろな人形が集まってきているのだそう。フランス人形から藤娘など種類別コーナーから、さらには人形を組み合わせてセリフを付けてみたりしているコーナーまで。運営の人、楽しそうだ。。これだけ楽しそうに飾ってもらえるから、人形を送る方も安心というものなのかもしれません。

 札所にはまだ入っていないですが長くなってきたのでこの辺で(・ω・)ノ後編に続きます!

 

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特別編!!遍路展見学記【愛媛県歴史文化博物館】

2014/04/09 (水)

◆ 特別編 ◆
訪問日:2014年3月14日
訪問場所:愛媛県歴史文化博物館

◇ ◇ ◇

 

特別編!!遍路展見学記です(・ω・)ノ

高速に乗って宇和へ。愛媛県歴史文化博物館に行って来ました。
中村愛媛県知事の一言でこの博物館の常設展示「密●空と海-内海清美展」の取材に行ったのですが、ちょうどお遍路の展示もやっているとのことだったので、この二つの展示の見学をして来ました。

 

◆常設展示「密●空と海-内海清美展」見学記

まずは取材のきっかけとなった空海展から。
入口から暗い中に青い星のようなライティングで何やら雰囲気たっぷり。
黒い展示室内に白い和紙でできた人形が浮かび上がり、視線が人形に吸い寄せられるようでした。


それもそのはず、ライティング、音響まで総合的に練られてできた展示だそう。
空間ごとプロデュースされているというのも珍しいですが、それだけ展示に関係ないものが展示室内に少ないということで展示に集中して見ることのできる感じでした。たまにこの世界にのめりこんでしまう人も出るほどだとか。
世界観って完成されるとすごい引力を発揮するんですね(゜ω゜)

写真は個人的お気に入りの空海幼少期の場面。おまいりんぐ15話でスダチノカミが語っていたのでもおなじみの「仏道に入り、多くの人を救いたい。もしそれが私にできるなら、ここから飛び降りても命は救われるはず」と言って崖から飛び降りる場面です。高低差があって人形を使った展示ならではの立体感がひときわ目立っていました。天女と空海の影が壁に映っているのもドラマチックな演出ですよね!!ライティングによって真っ白な和紙人形に陰影ができ、そこに在ることを主張しているようでした。ライトまでこだわる理由もここまで見てくるとちょっと分かる気がしてきました。

あと展示を見ていて思ったのが、(・ω・)「内海さんって四国の人じゃないんだー」ということ。
四国に行きたいと内海さん自身が思っていたこと、四国に良質な和紙と内海さんの思った和紙をつくる技術があったから、和紙人形に四国の和紙が使われるようになったのだとか。
県外の方から見ても良いものをつくる技術が四国に残っているんだなという誇らしい気持ちになりました!

 


担当の学芸員さんのお話によると、この展示の人形は高知の雁皮紙、愛媛の楮紙などでできているそう。背景にもタイルのような厚手の和紙なのですが、これも徳島の阿波和紙が使われているそうです。肌の光沢感と服の重厚感など、質感の違いからか、人形の存在感がすごかったです!!

またこの和紙人形、ぱっと見の存在感だけではなくて、近寄って見てみてもすごいんです。なんといってもこの躍動感!!

和紙の軽さと程よいかたさあっての表現なのかなと思うのですが、この一瞬を切り取ったような躍動感が物語を感じさせてくれるんです。どこを見ても絵になるような、そんな感じの展示です。

写真は嵐の中長安に向かう船の上での場面なのですが、服のたなびき方、空海の厳しい表情、船に打ち寄せる波や沖の方の波のざわざわとした感じが全て和紙で表現されています。実際見ると頭なんて相当小さいのですが、どの人形も感情が分かるくらいリアルな表情をしていて、一体づつ見ていきたいような気にすらなってきます。写真では分かりにくいかもしれないですが、手の造形も細かくて、指も一本一本の動きというか、形が美しかったです。影になっていますが左手の形を見てもらうと写真でも綺麗さが分かるかな。。

そして、これは内海さんの作品の特徴らしいのですが、人形を絵巻物のように並べた群像形式の作品で、どの角度から見ても楽しめるというか、いろいろな角度から見て楽しみたい作品ばかりでした。
作品の方もそうやって見る人それぞれの見方でじっくり見てもらうのを想定しているのか、解説は少な目。「右脳で感じる」展示になっているとのことでした。

 

今回見学した時には空海の誕生から長安留学までのストーリーが展示してありましたが、展示替えをしながら空海の生涯を展示していくそう。これは展示替えがあったらまた見に行かねば。
1月の高野山で空海のエピソードを一通り整理していた一行は、これはあの時だ、と解説無しでも十分空海の青年期までのストーリーとして楽しめましたが、全く知らない人でも神秘的な世界に浸れる素敵空間だと思いますよ(ノ・ω・)ノ!!

 

◆企画展「四国遍路ぐるり今昔」見学記

次にちょうど開催中だったお遍路の展示「四国遍路ぐるり今昔」へ。
展示の内容は江戸時代から現代までの間に作られた、札所の姿を記録した4つの資料を並べて時代ごとの札所の姿、移り変わりを知ろうというもの。建物が増えていく様子、建物の形の変遷などを見ながら、今から遠い昔の人々も、同じ土を踏んで、もしかしたら今と同じ本堂や大師堂にお参りをしていたのかもしれないと思うと、ふと不思議な気持ちになります(*´ω`)

 


長い時間の中で、時には場所が移ったり境内の配置がすっかり変わってしまった札所も。特に廃仏毀釈令が出た時にはお寺も存続が厳しくなったり、打ち壊されていたりして厳しい状況だったそう。当時の写真資料に残されているお寺の姿も、柱材っぽい木が転がっていたり、やっと本堂が再建された後なんだろうなというものもあり、そんな厳しい時期の札所の姿として残っていました。
それぞれのお寺の努力とか、この国の人の思惑とか、回る人の想いとか、いろいろな人と時間の移り変わりの中でお遍路が今の形になってきたんだなと。当たり前のようなことを改めて思い知らされた感じです(>_<)

現在の札所の姿は本当に細かいところまで描写されていて、今まで回った遍路道の思い出を思い出すには十分すぎるほど。周りの遍路道や周辺の観光名所なども絵の中に入れられていて、こういう道だった、途中にここに行ったなど、見ながら楽しめました。今まで札所に行ったことのある人には特におすすめです(∩´∀`)∩


お遍路の経験がない方も、この展示で1番から88番までの札所を見て回って、お遍路気分を味わうのも良いかもしれません。スタッフ一行もまだ見ぬ札所の絵を見て、何だろうこれ?こんな離れたところにお堂が!など実際行ったときに見たいスポットを探したりして期待を膨らませておりました。

 


その他にも江戸時代の遍路道地図なども展示してあり、その当時の地区の名前や距離などの詳細さに驚いたり、これをお遍路をしながら個人で作ったということにもっと驚いたり。
これを持って回ってみたい。。今こういう形で詳細な地図ってあるのかしら(・ω・)??
お遍路経験者もまだの方も、札所の雰囲気やお遍路の歴史を感じて、お遍路疑似体験ができる展示、いかがですか?

 

そんな感じであっという間に時間は過ぎ。
帰るころにはすっかり夕方に。ゆっくり鑑賞したい派の方、お遍路興味あるよって方はぜひたっぷり時間をとって行くことをお勧めします。和紙人形に引き込まれたりお遍路の想いで話をしていると、時間本当にあっという間なので。。
さらに、「四国遍路ぐるり今昔」の展示終了後、4月26日からは「弘法大師空海展」スタートだそうですよ!!空海の著した本や仏具、さらには空海の居た時代の愛媛の様子や、今に残る空海伝説まで。空海づくしの展示になるそうです(`・ω・)!!

おまいりんぐ企画が始まってからというもの、だんだん仏教や空海に詳しくなってきたおまいりんぐスタッフには気になる展示ばかりです。展示が変わったらまた行こう。。

皆様も宇和の方は遠い、むしろ愛媛が遠いという方も多いと思いますが、愛媛県歴史文化博物館周辺は古い建物の残る地域なので、古い街並みや昔の学校などを一日のんびり散策もいいかも。観光にも良いところだと思いますので、遠方から来られる方は周辺史跡もぜひチェックしてみてくださいね(∩´∀`)∩

 

 

愛媛県歴史文化博物館
〒797-8511 愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
TEL:0894-62-6222(代表)
ホームページ:http://www.i-rekihaku.jp/

◆和紙彫塑による「弘法大師空海」の世界 密●空と海-内海清美展
  期 間 : 常設展示
  観覧料 : 無料

◆四国遍路ぐるり今昔(こんじゃく)
  期 間 : 平成26年2月18日(火) ~ 4月6日(日)
  観覧料 : 大人(高校生以上) 300円 / 小中学生・65歳以上 150円

※詳しい開催期間・開館時間・観覧料金などにつきましては、
 愛媛県歴史文化博物館ホームページ(http://www.i-rekihaku.jp/)よりご確認ください。

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【巡礼日記】巡礼特別編!高野山(後編)

2014/02/02 (日)

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ

巡礼日記特別編!高野山二日目からの日記です!!

高野山二日目。

6時半から朝のお勤めがあるということで、少し早起きして護摩堂へ。廊下の窓から見える一面の雪に驚く南国育ちのスタッフ一行(゜ω゜)

朝のお勤め、スタッフは復唱とお焼香にて参加でした。 お勤めに参加すると北条政子から納められたと言われる本堂の御本尊、愛染明王を拝見できます。 ほぼ人間と同じ大きさにつくられた仏像は、大きな仏像の圧力や小さな仏像の吸引力とも違う、今にも動き出しそうなリアルさがあり、 またいかつい顔の明王なので。。見られている、向かい合っていると言う感じが今まで見たどの仏像より強い感じがしました(>_<)単にこの御本尊を彫った職人さんの技術の高さかもしれないですが。

その後、宿坊を散策に出て、玄関前から国宝の多宝塔へ。こちらの多宝塔も源頼朝の冥福を祈るお寺として北条政子に建てられたものだそうです。朱の色もだいぶ落ちてきていますが、それもまた時を経た証として、国宝の威厳が感じられます(*´ω`)

それにしてもこの雪!門までは雪かきをしていただいているのですが、 それ以外の箇所はそこそこの厚さで積もっていました。いつものトレッキングシューズが防水でなければきっと大変なことになっていたと思います。。 でも雪に濡れてなくても既につま先が冷たいを通り越して痛いんですが(´。_。)他のスタッフに足先用カイロをもらって難を逃れたものの、靴下重ねばきでどうにかなると思っていた。。侮っていました。高野山の朝は雪の結晶が肉眼で見える寒さのようです。

 

この日は奥の院とは反対側の西側を回ることに。

まずは高野山といえばここ、金剛峯寺へ。

石庭のイメージが強かったのですが、部屋の細かな装飾や鮮やかな襖絵が見事な部屋など、お寺のイメージとちょっと違う。 さすが総本山は一味違うということでしょうか。豊臣秀次自刃の間などもあり、金剛峯寺の長い歴史を感じる場面も(・ω・)

石庭は雪のため真っ白な中に石が浮かんでいる感じに。知っている石庭とは違う景色でしたが、これはこれで幻想的な景色でした。 もともと白砂は雲海の表現だそうなので、本来の姿ではないにしても雪の庭もあらわされている絵には結構近いのかもしれない。

金剛峯寺内は結構広く、庭を見に渡り廊下に出たりするので体が冷えたりもするのですが、温かいお茶をお接待いただいたりつつ、 凍えずに回ることができました。寒さが厳しい分一杯のお茶の温かさが身に沁みます(。>ω<。)

 

金剛峯寺の見学後は、大師教会でお受戒を。この大師教会、高野山が開かれて1100年の年に建てられたものだそうです。 1200年の年である今年は金堂に門が再建されるそうですよ(・ω・)ノ

阿闍梨のかたからご説法いただき、十善戒などを身の回りのことを交えてお話いただきました。 この話の内容ならお遍路を回り始める前の心構えとしても良いのでは。 四国遍路前にお大師様にご挨拶に行かれる方はこちらもおすすめです!!

 

次は総本堂へということで、金堂のある檀上伽藍へ。 金堂は高野山全体の本堂にあたる重要な場所。高野山をひらくときにはじめに建てられたという建物が並びます。 朝より少し寒さもやわらいできたようで、少し安心。さすが世界遺産、外国の方の姿も目立ちます。

真っ白な風景の中、朱の色が鮮やかな根本大塔(`・ω・´)

中もまた鮮やかで、中央の大日如来を中心に、仏像と柱に描かれた菩薩がぐるりと配置されて圧倒される色彩とスケールでした( ゚Д゚) 胎蔵界曼荼羅を立体的に表現したものだそう。修行地のシンボルが曼荼羅になっているというところがすごいですよね。山に入ったときと修行中でやっぱり見えるものが違ってきたりするのかな。

金堂は総本堂らしく重厚な雰囲気のお堂でした。

現在のお堂は七代目だそうで、建物自体から歴史を思う感じではなかったですが、 これまでどれだけの人がここに修行に来たんだろうと考えると、建物が七回も代替わりをするだけの長い時と、それでも変わらない救いへの想いを少しだけ感じることができたような気がします(*´ω`*) ご本尊は高村光雲による薬師如来だそうなんですが、残念ながら公開はされていないみたい。

広場から見て奥に明らかに何か違う空間があるなと思っていたのですが、 高野山をひらくときに案内をしてくれたというこの土地の神様をまつる場所でした。神社になるとお寺とはちょっと雰囲気が違う感じが(゜ω゜)

お寺を建てるのに神様も鎮めるのを忘れないところがお大師様の平和主義なところというか、根回しの上手いところというか。心静かにやっていくコツを知り尽くしているようです。

 

次に霊宝館へ。文字通り高野山の美術品を集めた美術館のようなところなのですが、建物自体が大正時代の建物。さらに外見も寺院風で高野山に溶け込んでいました。やっぱり景観を乱してはいけないのかな。

大正時代の建物なので暖房がないので。。と受付のお姉さんにカイロを手渡される。そうなのか、とはじめは納得していたものの、 最終的にカイロだけでは耐えられません。。!という感じにだんだん体が冷えてくるので注意が必要です(>_<)

この博物館のすごいところは重要文化財レベルの品をすぐ近くで見られるところだと思います。仏像はもちろん、紙資料もガラスケース無し。 質感まですごくよく分かるのですが、うっかり近づきすぎないかちょっと心配になります。緊張感。。

平清盛奉納の通称「血曼荼羅」も展示されていました。展示されている壁一面に広がった曼荼羅が二つ、向かい合わせに展示された空間は、 先ほどの根本大塔の立体曼荼羅とは違った迫力で、信仰の重さというか、凄みのようなものを発していました(`・ω・´)

 

霊宝館見学が終わり、諸堂共通内拝券の残りが奥の院だけになったので、帰りにもう一度お大師様にご挨拶をしていくことに。

今回は二度目ということでちょっとショートカット。中の橋からのお参り。 昨日と違って道が凍りついていて、足元が格段に危険です。踏み固められた雪も結構曲者。さっきそういえば気温マイナス3度って書いてあったもんね。。

二度目の御供所は雪。共通内拝券を使い切った記念品は高野君のストラップでした。金ぴか。高野君は今回の旅の途中、そこここで見かけたので、きっと今年各地で見るキャラクターになることでしょう。

お大師様にご挨拶をし、結願の日にまたここに帰ってくることを約束して。

大門に見送られ、日本画のような山々の影を見ながら、四国へと帰る一行。

今回の旅は、四国遍路の基礎となったお大師様の存在の大きさと、歴史の重さを目の当たりにした旅になったのでした。

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【巡礼日記】巡礼特別編!高野山(前編)

2014/02/02 (日)

◆ 特別編 ◆
巡礼日:2014年1月18日・19日
参拝札所:高野山 金剛峰寺

◇ ◇ ◇

 

2014年もよろしくお願いいたしますm(__)mソラです!

今年は四国遍路1200周年の年!ということで総本山見学とお大師様への挨拶を兼ねて、新年はじめの巡礼である今回は高野山まで行って来ました(・ω・)ノ

四国からフェリーで本州に上陸、高野山へ向かう。

高野山というともっと修行場で厳しい山の中というイメージがあったのですが、降り立ってみると寧ろ観光地っぽい? しかし寺院の間をぬって道が走っている感じが独特で、真言宗の総本山に来た、という実感が湧いてきます。

この日は雪が降ってはいなかったものの、道の脇には雪が残り、たまに滑ったりしてちょっと危険。 今回はさすがにあゆみ衣裳では気温的な意味で死んでしまう(>_<)ということで持って行かなかったのですが、観光協会前の広場にスカート+タイツの女子が。 雪なのに。。オシャレは我慢とはよく聞きますが、恐るべき寒さ耐性。分けて欲しい。

 

明日もし雪がすごかったら、という危険を考えて、高野山はじめの見学は奥の院から(`・ω・´) 地図で見ると高野山の結構な割合をこの奥の院が占めています。さすが空海の影響力ということでしょうか。奥の院だけでも案内図を描くのが大変そうです。

奥の院入口、一の橋から奥の院を見ると、ここまでの道、お寺とはまた違う静かで重い雰囲気。 札所の山門よろしく一の橋のところまでお大師様が出迎えてくれるという言い伝えがあるそうで、やはりここでも一礼。 しかしその話を一の橋を渡った後の立札で知り、橋を渡ったところで皆で一礼。下調べ大事ですね。。(´・ω・`)

一の橋を渡るとそこからもう奥の院のはじまり。 杉の木に囲まれ、雪が音を吸い取ってしまったような静かさが荘厳な空気を漂わせています。

両サイドにお墓や供養塔が並ぶ参道は他の空間とあまりに異質で、ここが聖域であるということを思い知らされます。ここまでの道は観光地の雰囲気でしたが、ここでは観光客の姿の方が異質に感じるくらい。

敵対者同士など因縁ある武将たちが廟や供養塔を並べているのが皆を等しく救おうという空海のスタンスを思い出させ、 空海のもとに集まる人の多さに改めて驚いたり、自分もその一人であることを感じて、不思議な気持ちになったりしました(*´ω`)

そしてついた御供所。御朱印をいただいたとき、おばちゃんに橋より奥は撮影禁止よ!と声をかけていただきました。 そうなのか、と思い奥を見ると、そこから先は弘法大師御廟。なるほど、これはカメラは使えませんね(・ω・)

聖域の奥の院からさらに、撮影禁止、脱帽必須の聖域へ。川が流れているからか、聖域の空気とはそういうものなのか。少し冷たく引き締るような空気。

廟前で手水ではなくお香を手に摺り込んでお清めをし、さらに廟内へ。廟内は黒で統一された重々しい雰囲気。 ピリッとした空気感のわりに普通にお守りが売ってあったりしてちょっと不思議。

コミュニケーションノート的なものがあったので他のスタッフに便乗してこっそり記帳しておきました(*´ω`*) 廟内と裏でも一礼し、聖域を後にします。

 

奥の院を出て、次は奥の院に廟のなかった徳川家の霊台を見に行くことに。奥の院と反対の西側に徳川家霊台が。なぜこんな位置なんだろう。。

徳川家霊台前で拝観料を払おうとすると、高野山全域の有料区域のチケットをまとめたものがあるという案内が。全部回ると記念品がもらえるとか。 「いや、こころばかりですよ?」と言うおじちゃんの「心ばかりの品」が逆に気になる(*´~`) しかしこの諸堂共通内拝券には奥の院のチケットも。さっき行っちゃった。。これは結願後に来る日までとっておくフラグですね、失くしそうで怖い。

徳川家霊台は細部まで装飾が施され四面全てが見事な彫刻と塗りで覆われていました。今回見ることはできませんでしたが廟内も相当な豪華さらしく、内部は全面が金色になっているそう。毎年10月ごろにしか公開されていないそうです。

立て札に人物説明や御開帳の一切なく、造りなどのあっさりした説明しか見つからず。高野山はガイド推奨です。。 事前予約をしていなかった一行はガイド無しの旅なのです。皆さんは高野山に行かれる場合は是非ガイドを(>_<)!!

 

 


今回の宿、金剛三昧院宿坊の門限が4時半ということで、そろそろ宿に入る時間。 宿にも国宝があったりする由緒ある史跡なのですが、今日は散策はお預けです。

気になる宿坊のお部屋。ドアは障子が二重戸になっているだけのものでしたが、部屋の中にはエアコンとヒーターと炬燵が。ぬくぬくです(*´ω`) もっと合宿所みたいな設備を想像していたのですが、なんか旅館っぽくて衝撃。そしてこれだけ暖房器具があるということは。。どれだけ冷えるんだここは( ゚Д゚) 二重の意味で衝撃。他にも黒電話でモーニングコールが予約できるなど色々と衝撃を受けるお部屋でした。

もう一つ楽しみと言えば、晩御飯は宿坊の精進料理でした。こちらも少なめ量のフル植物性あっさり料理を想像していたのですが、 現実、料理を見てみると。多い!?あと、一品だけお肉っぽいものがありました。宿泊客にはお肉も出して大丈夫なのか、それとも実は植物性の食べ物だったんだろうか(゜ω゜)?

寒さ厳しいお寺の生活にいろいろなカルチャーショックを受けつつ、一日目の夜は更けていくのでした。二日目は後編で!

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【巡礼日記】巡礼第五回目!(後編)

2014/02/02 (日)

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ

巡礼日記第五回目(後編) は二日目、薬王寺からスタートです!!

この日から徳島に戻り、薬王寺へ。今日も逆打ちでの巡礼です。

昨日の金剛頂寺、次の平等寺と今回の巡礼は薬師如来ラッシュですね(゜ω゜)

今回巡礼に参加したおまいりんぐスタッフにも今年厄年のスタッフが二人。もちろん一円を置きながら階段を上がっていきます。 金剛頂寺では気にしていませんでしたが、薬王寺では厄坂の手前の売店で1円玉だけのパックが販売されていました。両替お願いする方が多かったんでしょうね。

厄坂があるということは今回も当然。。石段ですね。階段も今回多いです。。(>_<)!過去の巡礼で最高の段数なんじゃないでしょうか。 今回の巡礼が初参加だったスタッフにはちょっと過酷だったかも。

薬王寺目指して移動するときも瑜祇塔を目印に来たのですが、この塔前からの景色がまたよかった!このあたりを一望できます。

 

薬王寺を出て、次の札所平等寺へ。

こちらも薬師如来のお寺でお馴染み厄坂もありますが、女厄坂と男厄坂が別ルートで設置されていたので登る段数は少な目だった気が。

お寺に到着した時から既に曇っていたのですが、ここからだんだん雲行きが怪しくなってきました。昨日は晴れてたのに(´・ω・`)!!

急ペースでお参りを済ませたものの、お守りを買う時にはもう雨が。 雨に降られながら車に滑り込み、次の札所へ向かう。

移動中も雨は激しさを増し、だんだん視界が白く。。((( ゚Д゚))あの、今から山の中に向かうんですけど。。

ロープウェイが見えるすぐそこまで来て、もはや嵐の様相を呈してきた雨に危険を感じる一行。次の札所は山深いことで有名な「西の高野」太龍寺なのです。

一旦停車して審議がありましたが、結論は(´・ω・`)「今回は。。やめとくか。。」

太龍寺と同じく山頂近くになる鶴林寺の二つのお寺をスキップして今回はそのまま立江寺に向かうことに。 くぅ。。また来るんだからね!徳島。。(>_<)!!どうも徳島に呼び止められているようです。

 

山を下り、今度は少し街中へ。立江寺に着く頃には雨も小雨になっていました。

さっきの嵐は何だったんだ。。!? でもお蔭で静かな雰囲気の中お参りができました(*´ω`)後から考えると関所寺を平和にお参りできたというのはかなりありがたいことかも。

お庭がすごく整っていたのが印象的でした。宿坊横の植物が綺麗に手入れされていたので、きっと暖かくなったら何か咲くんだろうな。牡丹(・ω・)?

雨が小降りになったからかちらほらと他のお遍路さんの姿も見えはじめ、そういえば平等寺のお参りの時は全然人と会わなかったなと。 今回は強行スケジュールなこともあってか、交流は少な目になっていますね。

通りすがりのお遍路さんの白衣の文字が金文字で新鮮。白い着物に「南無大師遍照金剛」の文字が黒字で入っているものがスタンダードというか、よく見るのですが、白衣もいろいろあるんですね(*´ω`) お前が言うかというツッコミもあるかと思いますが、一応あゆみの衣装も文字は白地に黒文字になってるんですよ。

 

本日最後の目的地、恩山寺。ここにきてまた雨足が強くなるという。。

雨に降られながらも境内の木々の間を進み、なんとかお参りを済ませる。

お参りも終わったことだし、摺袈裟でもという話をした辺りで、とうとう雨が本降りに。納経所から出れない。。!!しばらく雨宿りしてからやっと恩山寺を脱出(`・ω・´)

境内も斜面や階段が多めのお寺だったので、焦って下りると滑りそう。だんだん靴や杖の使い方が分かってきたのですが、まだ滑るときは滑る。修行が足りませんね(>_<)

二日目はやたらと徳島に引き止められる日でした。 次も徳島からか。。待ってて太龍寺、鶴林寺(・ω・)ノ!!

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【巡礼日記】巡礼第五回目!(前編)

2014/02/02 (日)

◆ 第五回 ◆
巡礼日:2013年8月3日・4日
参拝札所:第18番・恩山寺 ~ 第27番・神峯地(20鶴林寺・21太龍寺は次回)

◇ ◇ ◇

 

こんにちは!(。>ω<。)ノソラです!
今回は【コスプレ巡礼】第五回目!神峯寺~恩山寺までの巡礼日記です。

今回は道や時間の関係から逆打ちで回ることに。 逆打ち&一泊の旅ということで、新たな県、高知県スタートです(`・ω・´)

今回の巡礼は神峯寺から。いきなり山です。結構山深いです。 このお寺も前回の大日寺よろしく神社と一緒に建っているようです。

早速山を登り始めるとそこそこ足場が悪く、トレッキングシューズ装備の私は良いのですが、 スニーカーで来た他のスタッフは結構きつそうでした。杖があると負担が急に減るらしく、杖を代わりばんこで使ったりしながら登っていきました。 足首にちゃんとフィットする靴と杖、必須です。

視覚的に言うと、このくらい山深いです。結構なレベルですが、でも一本杉周辺の方が道はすごかったかな。 本堂前の階段も結構急でした。。_(:3」∠)_

境内は落ち着いた感じで、鳥の声が響いていたりと山の中独特ののどかな感じが漂っていて素敵でした。

更に奥には神峯神社があるというのでちょっと行ってみることに。 途中足場が崩れそうで怖い。。という箇所があってちょっと回り道をしたところ、撮影部隊とはぐれる事件が。遊歩道として整備されている道に出たので神峯寺に帰ることには不安が無かったのですが、何せ電波が無いので連絡ができない。。私(と原作者)が居ないことに気付いたスタッフの方も、金剛杖のしゃんしゃん鳴る音を頼りに探してくれていました。ごめんなさい(´;ω;`)でもすぐ戻れて良かった。。

それにしても杖ってこんな使い方もあるんですね。歩く助けから迷った人の目印まで。。さすがお大師様の化身!頼りになりすぎます。 もしかすると動物除けになっているかも?と以前から思っていたので、杖一つで色々な機能が隠されているのかも。

 

逆打ちということで、一つ前の札所、金剛頂寺へ。

山から次は海沿いに出て。。しかし金剛頂寺は再び山です。駐車場までも山登りコースの様相を呈していたので、このあたりは歩き遍路の方は万全の体力で臨んだ方が良いのかも(゜ω゜)

駐車場まで車で移動した私達も階段での山登りが始まります。

厄坂。。厄年の人が階段を上りながら一段ごとに一円玉を置いていくあれです。 段の数は数えていないのですが、33+42+61で少なくとも136段はあるということですね。。厄年の方は歳の数の一円玉のご用意を(`・ω・´)!

厄坂を上り終えて、やっと境内に。

境内が整然としているからかだいぶ登って来て眺めが良いからか心なしかちょっと涼しい感じがします。 がん封じの椿なるものもあって、薬師如来のお寺!という感じがひしひしと。がん治し、ではなくがん封じ、というところが妙にリアルな表現だと思います。

次の札所、津照寺は、本当に海の近く。海沿いの参道を進みます。ここまでずっと山のお寺がほとんどだったので、急に解放感(∩´∀`)∩ 日差しと海風が未だかつてない夏!な雰囲気を醸し出しています。

そして本題、津照寺は。。海沿いにある山の上に赤く見える門が。ぇ、ここですかΣ(・ω・)!?

日本昔話の挿絵ではないですが、こんもりした山の頂上に向かって一直線に階段が続いているのが見えます。す、すごいインパクトだ。。

山道ではないので山登りという感じはあまりしないですが、山の斜面を黙々と階段で上がっていくのも日光が直という意味ではなかなか大変。逃げ場がない。。(>_<) でも山肌にぶつかって来る海風で風が結構強く、陰があるところは結構涼しかったです。

山頂に登りきるとちょっとした達成感。境内はとっても狭いですがとっても眺めが良いです。参道から境内まで気持ちいいくらい解放感のあるお寺でした。

 

海沿いをぐいぐい進み、最御崎寺へ。 駐車場がもう、ハイビスカスが咲いてたりしてまさに南国。境内の木も幹がなんだかうねうねしていて、徳島の札所とは全く違う風景。何の木だったんだろう。。(・ω・)??

木におおわれている緑豊かなお寺でした。二葉がすごい好きそう。

虚空蔵菩薩がご本尊で、お大師様が空海と名乗り始めた由来が伝説として残っているのだとか。

そう聞けば伝説の舞台に行ってみたくなる。ということでせっかくなので最御崎寺からその舞台、御厨人窟へ。

こちらも太平洋を望む海沿い。道沿いに納経所と、岩肌に大きく開いた洞窟が。

ここが空海が虚空像菩薩の真言を百万遍唱える修行をした御厨人窟ですよ!室戸岬の岸壁の洞窟で、太平洋が道路を挟んですぐ向かいですし、厳しい気候が修行を阻んだというのも分かる気がします。

洞窟内は真っ暗。外の明るさから隔離された感じが修行の地を感じさせます。少なくともこの日のような気候が穏やかなうちは瞑想に適している感じがしました。

 

逆打ちで回った今回の巡礼。この日はここで打ち止め。この日は室戸岬や夫婦岩などを見学し、明日からまた徳島に入り、徳島を回り終える予定。。でした(若干ネタバレ)続きは巡礼日記後半で!

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【巡礼日記】巡礼第四回目!(後編)

2014/02/02 (日)

こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ

巡礼日記第四回目(後編)は国分寺からです!!

巡礼の途中、コラムでお馴染み公認先達の常晋さんが近くをバスで回っているという情報が入り、急ぎ国分寺へ。

常晋さんに再会、ツアー参加者の方々に紹介していただきました(´艸`*)

ツアー参加者の方にカードをお渡ししたり、お話ししたりしているうちに、ここでまさかの夕立。雲行きが怪しくなってきたとは思ったけど、よりによってこのタイミング。本当に巡礼中は雨に縁があるなぁ。。(´。_。)
国分寺は日本庭園があることでも有名だそう。気になったのでお邪魔してきました。

晴れた時に来れなかったのが凄く残念(´・ω・`)!奥行きと開放感があったので、夏の晴れた日とかに来れたらさぞ抜けるような綺麗さに違いない。。!

いよいよ本降りになってきた雨にしょんぼりしつつ、観音寺に向かう一行。建治寺と正反対の街中の風景の中を行き、観音寺に到着。街中だけに駐車場も小さめで、大きな車で来ると離合とか結構大変かも。

境内もコンパクトですが中に神社が入っていたりしてちょっとびっくり(・ω・)!今回神仏習合を感じるようなお寺が多い気がします。街のお寺の雰囲気が強いですが、逸話が多く残る霊験あらたかなお寺として有名だそうです。絵馬の話は後から調べてちょっと怖くなるくらい。
雨に降られてちょっと寒くなったので、ここでまさかのケープ着用。嵩張るけど持ってて良かった。。


井戸寺の山門前で出会ったおじちゃんと記念撮影(∩´∀`)∩雨に備えて完全防備だったのを、合羽を脱いでまで撮影してくれました。それにしても私、湿気で髪くるっくるですな。気温だけでなく雨対策も必要なようです。

おキツネ様も居たよ!ということでたまたま持ってきていた「たいさん」と意味もなく並べてみる。おキツネ様も仏教ではないですよね?日本はほんとに信仰のるつぼのようなところのようです。


一通り撮影も終わったところで、日も落ちかけていたのですが、どうも近くに名所があるらしい。
これは行かねば(`・ω・´)!!ということで、その名所、沈下橋へ。

急いで向かうと、ちょうどの日が落ちて空がいい色に(*´ω`*)この日は一日風が強くて、また川の上は遮るものがないのでわりと暴風。写真だとリボンや髪がいい感じになびいてるように見えますよね。たまに車が通るわりに、ガードレールもない橋でしたが、その分眺めも綺麗!何よりソラは愛媛で山に囲まれて育ったので、遠くまで見渡せる平地が珍しいのです(*´ω`)新鮮!今回の巡礼日誌も、ラストは眺めの良い写真で。


再会あり、出会いありで色々声をかけていただくことの多かった今回の巡礼。次回はどんな人と会えるかな?皆様も巡礼途中に見つけたら是非声をかけてやってくださいね!

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