【巡礼日記】巡礼特別編!高野山(前編)

2014/02/02 (日)

◆ 特別編 ◆
巡礼日:2014年1月18日・19日
参拝札所:高野山 金剛峰寺

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2014年もよろしくお願いいたしますm(__)mソラです!

今年は四国遍路1200周年の年!ということで総本山見学とお大師様への挨拶を兼ねて、新年はじめの巡礼である今回は高野山まで行って来ました(・ω・)ノ

四国からフェリーで本州に上陸、高野山へ向かう。

高野山というともっと修行場で厳しい山の中というイメージがあったのですが、降り立ってみると寧ろ観光地っぽい? しかし寺院の間をぬって道が走っている感じが独特で、真言宗の総本山に来た、という実感が湧いてきます。

この日は雪が降ってはいなかったものの、道の脇には雪が残り、たまに滑ったりしてちょっと危険。 今回はさすがにあゆみ衣裳では気温的な意味で死んでしまう(>_<)ということで持って行かなかったのですが、観光協会前の広場にスカート+タイツの女子が。 雪なのに。。オシャレは我慢とはよく聞きますが、恐るべき寒さ耐性。分けて欲しい。

 

明日もし雪がすごかったら、という危険を考えて、高野山はじめの見学は奥の院から(`・ω・´) 地図で見ると高野山の結構な割合をこの奥の院が占めています。さすが空海の影響力ということでしょうか。奥の院だけでも案内図を描くのが大変そうです。

奥の院入口、一の橋から奥の院を見ると、ここまでの道、お寺とはまた違う静かで重い雰囲気。 札所の山門よろしく一の橋のところまでお大師様が出迎えてくれるという言い伝えがあるそうで、やはりここでも一礼。 しかしその話を一の橋を渡った後の立札で知り、橋を渡ったところで皆で一礼。下調べ大事ですね。。(´・ω・`)

一の橋を渡るとそこからもう奥の院のはじまり。 杉の木に囲まれ、雪が音を吸い取ってしまったような静かさが荘厳な空気を漂わせています。

両サイドにお墓や供養塔が並ぶ参道は他の空間とあまりに異質で、ここが聖域であるということを思い知らされます。ここまでの道は観光地の雰囲気でしたが、ここでは観光客の姿の方が異質に感じるくらい。

敵対者同士など因縁ある武将たちが廟や供養塔を並べているのが皆を等しく救おうという空海のスタンスを思い出させ、 空海のもとに集まる人の多さに改めて驚いたり、自分もその一人であることを感じて、不思議な気持ちになったりしました(*´ω`)

そしてついた御供所。御朱印をいただいたとき、おばちゃんに橋より奥は撮影禁止よ!と声をかけていただきました。 そうなのか、と思い奥を見ると、そこから先は弘法大師御廟。なるほど、これはカメラは使えませんね(・ω・)

聖域の奥の院からさらに、撮影禁止、脱帽必須の聖域へ。川が流れているからか、聖域の空気とはそういうものなのか。少し冷たく引き締るような空気。

廟前で手水ではなくお香を手に摺り込んでお清めをし、さらに廟内へ。廟内は黒で統一された重々しい雰囲気。 ピリッとした空気感のわりに普通にお守りが売ってあったりしてちょっと不思議。

コミュニケーションノート的なものがあったので他のスタッフに便乗してこっそり記帳しておきました(*´ω`*) 廟内と裏でも一礼し、聖域を後にします。

 

奥の院を出て、次は奥の院に廟のなかった徳川家の霊台を見に行くことに。奥の院と反対の西側に徳川家霊台が。なぜこんな位置なんだろう。。

徳川家霊台前で拝観料を払おうとすると、高野山全域の有料区域のチケットをまとめたものがあるという案内が。全部回ると記念品がもらえるとか。 「いや、こころばかりですよ?」と言うおじちゃんの「心ばかりの品」が逆に気になる(*´~`) しかしこの諸堂共通内拝券には奥の院のチケットも。さっき行っちゃった。。これは結願後に来る日までとっておくフラグですね、失くしそうで怖い。

徳川家霊台は細部まで装飾が施され四面全てが見事な彫刻と塗りで覆われていました。今回見ることはできませんでしたが廟内も相当な豪華さらしく、内部は全面が金色になっているそう。毎年10月ごろにしか公開されていないそうです。

立て札に人物説明や御開帳の一切なく、造りなどのあっさりした説明しか見つからず。高野山はガイド推奨です。。 事前予約をしていなかった一行はガイド無しの旅なのです。皆さんは高野山に行かれる場合は是非ガイドを(>_<)!!

 

 


今回の宿、金剛三昧院宿坊の門限が4時半ということで、そろそろ宿に入る時間。 宿にも国宝があったりする由緒ある史跡なのですが、今日は散策はお預けです。

気になる宿坊のお部屋。ドアは障子が二重戸になっているだけのものでしたが、部屋の中にはエアコンとヒーターと炬燵が。ぬくぬくです(*´ω`) もっと合宿所みたいな設備を想像していたのですが、なんか旅館っぽくて衝撃。そしてこれだけ暖房器具があるということは。。どれだけ冷えるんだここは( ゚Д゚) 二重の意味で衝撃。他にも黒電話でモーニングコールが予約できるなど色々と衝撃を受けるお部屋でした。

もう一つ楽しみと言えば、晩御飯は宿坊の精進料理でした。こちらも少なめ量のフル植物性あっさり料理を想像していたのですが、 現実、料理を見てみると。多い!?あと、一品だけお肉っぽいものがありました。宿泊客にはお肉も出して大丈夫なのか、それとも実は植物性の食べ物だったんだろうか(゜ω゜)?

寒さ厳しいお寺の生活にいろいろなカルチャーショックを受けつつ、一日目の夜は更けていくのでした。二日目は後編で!

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