【巡礼日記】巡礼第六回目!(前編)
◆ 第六回 ◆
巡礼日:2013年3月9日
参拝札所:第20番・鶴林寺 ~ 第21番・太龍寺
◇ ◇ ◇
こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ
今回巡礼第六回目は前回の夏の巡礼で行きそびれた太龍寺、鶴林寺へ。
何故前回徳島編が終了しなかったかというと大荒れの天気に阻まれたからなのです。。今回はリベンジ(`・ω・´)!!
ちなみに前回とか言われても覚えてないわいという方、前回の巡礼日記はこちら
とつぜんの豪雨で見送りになったこの2か寺の巡礼。前後のお寺は回ってしまっているのですが、それだけではもったいない!!ということで、別格霊場「慈眼寺」で修行体験もすることに。慈眼寺は四国別格霊場第3番札所でもあるそうですよ。札所以外で回った空海修行の場所としては建治寺、御厨人窟以来の3つ目という感じですね!
まず向かったのは慈眼寺。が、駐車場手前に滝を発見したので寄り道(((゜ω゜)
どうやら滝行に使う場所らしく、滝の近くまで入っていける道が。これは登ってみるしか。
階段の先は滝のしぶきが当たるくらいまで近づける高台でした。天気が良い日の10時頃までは虹が出ることがあると書いてあったのですが、残念ながらこの日は見られず。時間は割とちょうどよかったのですが、もうちょっと天気が良かったら見られたんだろうか。
更にその上にはお不動さんが。修行する人の手助けをするというだけあって、修行の場には特に人気なのかもしれません、お不動さん。
階段の途中には滝に降りていく階段もあったのですが、しめ縄なんかもあり、いかにも修行中以外立ち入り禁止の雰囲気。慈眼寺に入る前から修行の地であることを思い知らされる感じが。。修行気分も高まったところで今度こそ別格霊場、慈眼寺へ!
本堂にまずお参りを済ませ、納経所へ。納経所でここの修行である「穴禅定」の受付をしてもらうのです。ある程度まとまった人数だと割引があるようですが、人数が多くなればなるほど1回の体験に時間がかかるのだとか。この日は穴禅定、人気のようでスタッフの他にもお客さんが。お遍路に行き慣れた感じのご夫婦と一緒に修行体験に挑むことになりました(`・ω・´)
体験会場(?)の洞窟まで案内板や路面に書かれた矢印を頼りに進んでいくのですが、まずそこまで行くのが一苦労_(:3」∠)_
駐車場を過ぎた辺りから階段になり、山道になり、岩の間をくぐって、ようやくたどり着く距離。到着時点で既に息が切れているスタッフ一行。それに対して体験をご一緒するご夫婦はすいすい登って行ってまだ元気そうな様子。巡礼の間が空いたから、体力が落ちているのか。。( ゚Д゚)!?
洞窟前で、案内担当の先達さんに促され、2本の石柱の間をくぐる一行。この間を通れないと穴禅定の体験はできないそうです。スタッフはぎりぎり全員セーフでした。大柄な方だと重ね着してたら難しいかもしれません。洞窟内はそんなに暑くも寒くもないので、ジャケットなんかは預かってもらえますし、薄着で挑戦すべし、です。
貸し出された白衣を羽織り、1人1本手渡されたろうそくに明かりを灯してついに洞窟内へ。皆で1列になって進みます。
入口はわりと広くて普通だったのですが、だんだんと進む道は狭くなり。。岩と岩の間をすり抜けるような道から、ついには這わないと進めないなんてところも。こうなると無理に進もうとしても難しく、先達さんの言う通りの手順で体を動かして進んで行きます。人数が多いと先達さんだけでは後ろの方まで指示ができないので、伝言ゲーム方式で指示を伝えます。が、この伝言ゲームが割と難易度高く、
「右手を先にして横歩きで入って、天井が低くなってきたら後ろ向きにしゃがんで滑り込む感じでそのまま後ろ向きで出る」とかそういった感じの指示ばかり。
指示を聞く方もたまに想像もつかない指示をされるので「こっちから入ってしゃがんで。。ぇ、ここからどうするんですか!?」と混乱したり。これは大人数だと時間かかるわ。。(´・ω・`)
洞窟の奥には空海が修行中に龍を封じたとされる場所が。説明を受けると鍾乳石でできた複雑な凹凸が確かに龍や仏様に見えてきます。ここで願掛けと読経があるのですが、暗い上に荷物を預けたのでお経は丸暗記で言えないとアウト。先達さんのリードがありますが般若心経前半でついていくのを断念しました。。そうか。。お経完璧に覚えないといけない局面もあるんですね。。ともあれ、修行体験の後の願掛けはなんだか効果がありそうですね!
帰り道は行きとはちょっと違う道を通ります。滑り込むようにして通リ抜ける帰りの道はかなり狭く、再び地上に生まれる体験をすると言われているところ。思えば穴禅定、言われることに素直に耳を傾け、再び地上に生まれる。。なるほど、修行そのものですね。今までの行場で一番修行っぽい体験ができた気がします(=ω=)
補足ですが説明通り這ったり、岩で擦ったり地面に膝をついたりでドロドロになるので穴禅定には汚れても良い服装で参加しましょう!この時ばかりはあゆみ衣裳から着替えての参加でした。どこか怪我してもいけませんし。。いや、私は既に建治寺で肩を擦りむいた前科があるわけですが、皆さんはお気をつけて。岩、結構鋭利だったりしますよ。
修行後のひと休み。前回の巡礼で立ち往生した付近に道の駅があったので、そこでお昼を食べることに。なにやら新聞に載ったことのあるらしいうどん屋さん、大人気ですごい人でした。座れるかどうかそわそわしたけど美味しかったようどん屋さん。毎回だけど巡礼時のうどん率がなかなかすごい気が。
併設してあったお土産屋さんでやたらと目にした「ビッグひなまつり」の文字が気になりすぎて何だろうと思っていると、どうもお隣で開催中のようで、覗いてみることに。今回お寺回る予定が少な目だからできる寄り道タイム(・ω・)ノ
しかし我々スタッフは、そこで今日一かもしれない衝撃を受けることになるのです。
受付から既に見える体育館大の会場の天井まで届くかという雛壇と、人形たち。ビッグひな祭りとはその名の通りビッグな規模の雛飾りを飾るお祭りだったのです。
もはやピラミッド状になり4面ある巨大雛壇にびっしり並べられた人形は圧巻の一言。100センチくらいある普通の子どもみたいな市松人形とか、5月人形とか、ありとあらゆる人形がそこに集結していました。どうやら全国から人形を集め、供養もしてくれるということで、いろいろな人形が集まってきているのだそう。フランス人形から藤娘など種類別コーナーから、さらには人形を組み合わせてセリフを付けてみたりしているコーナーまで。運営の人、楽しそうだ。。これだけ楽しそうに飾ってもらえるから、人形を送る方も安心というものなのかもしれません。
札所にはまだ入っていないですが長くなってきたのでこの辺で(・ω・)ノ後編に続きます!
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