【巡礼日記】巡礼第六回目!(後編)
こんにちわ!ソラです(・ω・)ノ
巡礼日記第五回目(後編) は寄り道も終わり、リベンジスタートです!!
さて、寄り道ほどほどにして今度はあゆみ衣裳に着替え、再挑戦となる鶴林寺へ。
前回と打って変わっていいお天気。
鶴林寺といえば2匹の鶴が本尊のお地蔵さんを守っていたという伝説のあるお寺なのですが、まず仁王門に鶴!本堂前にも鶴!と今でもなお鶴に守られたお寺でした。仁王門は仁王さんの代わりに門の柱のところに鶴が。ちゃんと阿吽になっていて、今でも参拝者を見守っていました。門の後ろ側に仁王さんもちゃんと居ましたよ。
仁王さんは運慶の作のようでしたが、鶴もそうなのだろうか。。
伝説を思い出させる木像ですでにテンションが上がっていたのですが、
鶴林寺についてからもう1つ神秘的な雰囲気を醸し出しているものが。
それが緑のじゅうたんを敷いたようなふかふかの苔。
いろいろなところに生えていて、地面も岩もやわらかい緑色になっていました。ふかふかしたものって見ているとなごみますよね(*´Д`)
単に山の上で空気がきれいというのもあると思いますが、癒される感じの静かな山の雰囲気があってとてもきれいな境内でした。境内が落ち着いた雰囲気だった分、あゆみ衣裳は目立ちましたが。。
でもでも、納経所でもかわいいと言っていただき、「いっそピンクの装束にしたらもっと可愛かったのにー」なんて声もかけていただいたりも。こういった声を頂くとちょっと嬉しくなります。
お寺の雰囲気、かけていただいたことばも合わせて、ちょっとほっこりした一行でした(*´ω`*)
続いて山の上から別の山の上へ。。
鶴林寺と同じくお遍路ころがしの太龍寺に向かいます。
お遍路ころがしというと道が険しくて給水ポイントもトイレも無くて。。のイメージがあった訳なのですが、
駐車場についてみるとスペース広々!お土産充実!な具合にびっくり。
ここからロープウェイに乗って山を2つ越えるんですって。文明の進歩。。!
でも前回のような前も見えないレベルの大雨だとそれでも危ないだろうな。前回は引き返して正解だったということか。
ロープウェイは大きくて1つのゴンドラで100人くらい乗れるそう。揺れもあんまりない印象でした。
ロープウェイでも太龍寺のある山頂まで10分ある道のり。西日本最長らしいです。この距離を全部歩いていたと考えると、なるほどお遍路ころがしと言われるのも分かります。徒歩だと一体どれほどかかるのか(=ω=)
のどかな街並みや蛇行する川を眺めてしばらくすると目の前はスギとヒノキの森に。
思わずいろいろな意味で「うわぁ。。」の声が漏れます。そう、ビッグひな祭りでピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、このとき季節は春。見渡す限りの森は黄色い花粉を抱えたスギだらけだったのです。。これ、花粉症の人にはかなり危険です(((( ゚Д゚)))撮影中以外はマスクをしていたとはいえこの量の花粉は防ぎきれず。私と静夢さんは翌日まで花粉の後遺症に悩まされることになったのでした(´;ω;`)春に行かれる方は花粉対策を万全にされることを激しくおすすめします!!
途中、山の上にニホンオオカミの銅像が。このあたりには昔居たんだそうです。鶴林寺でも雰囲気は感じていましたが、このあたりは本当にもののけ姫の世界だったわけですね。また別の頂には空海がこの山で修行をしていた青年の頃の銅像が。ここ捨身嶽で修行をしていたころの空海は19歳というお話。ここで空海は何にたどり着いたのでしょう。ロープウェイからはちょっと撮影しづらかったですが、じっくり見たい!という方は太龍寺から20分くらいで像のある所まで行けるらしいですよ。でも今日は日も傾きかけているのでやめておきます。
そんなこんなで到着した太龍寺。大きなお寺ですが鬱蒼とした杉林の間を縫ってお堂があるせいか重みのある空気を感じます。どこを見ても背景がスギの大木で山の中だなぁ、としみじみ思い知らされる感じ。鶴林寺はちょっと幻想的な雰囲気もありましたが、太龍寺は山の厳しさというか、そんな雰囲気を感じるお寺でした。
入口の案内図。どうも20分くらいでぐるっと回れるようになっているらしい。
そしてこの大師堂を最奥にぐるっと回れる感じ、どこかで見た感じがするなと思ったら。。高野山ですね(゜ω゜)!!
由緒ある大きなお寺だから「西の高野」なのかと思っていたのですが、高野山を意識した構造になっているのかも?そう思って見て回ると大師堂の裏にさらにお堂があるのも高野山の奥の院に近い気が。そういえば奥の院の参道もスギ林の中だったなぁ。
納経所はどこもお守りとかお遍路用品とか売っていたりするのですが、太龍寺はその名のごとく龍だらけでした。もちろんおみくじも龍。個人的には龍ブレスのチラシがかなり気になりましたが。。ビッグひな祭りと同じノリを感じる。
何故龍なのかというと龍が修行中のお大師さんを守ったという伝説が残っているからだとか。納経所横の建物にもそれにちなんだ龍の天井絵が。お寺の美術品はスケールが違うので迫力がすごいです。納経所からもほんとにすぐ横なので来られた方は覗いてみるのも良いと思いますよ!
だいぶ日も傾いてロープウェイで下山。これ徒歩で下山だとこの時間にお参りなんてそもそもできないんだろうな。。ちなみにロープウェイができたのは平成4年だそうです。思ったより最近。
この日はここで打ち止め。回ったお寺は3箇寺でしたが、なんだか濃い巡礼だった気もします。徳島最後の巡礼で徳島のノリをすごく感じた1日でした。
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