【巡礼日記】巡礼第七回目!(前編)

2015/04/21 (火)

◆ 第七回 ◆
巡礼日:2014年10月26日
参拝札所:第28番・大日寺 ~ 第31番・竹林寺

◇ ◇ ◇

 

久々の巡礼。ちょうど寒くなり始めだったので、
ぇ、寒いの?ケープ要るかな(´・ω・`)。。と怖々準備していたのですが、当日。。暑いじゃん( ゚Д゚)!!
スタッフも巡礼参加者も結構軽装。しまいには11月も近いというのに半袖Tシャツで巡礼に臨むという異常気象でした。でもあゆみ衣裳を着て回るの考えるとこの気候とても助かる。

 

今回の巡礼は初の参加型ということで、サイトを見たりも茶に来てくれる方から希望者と一緒に回ることに。(でも現地集合なので移動中は別行動ではある)
28番~31番の巡礼ですが、この日ちょうど御開帳をしているということで31番の竹林寺を先に回ってから28番大日寺に向かうことに。

 

竹林寺駐車場で何の問題もなく今回の巡礼参加者と合流。
全員で境内へと移動中、偶然ご住職とお会いできました。御開帳も見学したいということでお寺には事前に電話をしていたのですが、おまいりんぐの活動の事もどこかで見ていただいていたようで、とても心強く思いました(*´ω`*)

 

竹林寺御開帳

本堂横で早速御開帳の受付を済ませると、はじめに御開帳の説明が。仏様と今回展示のあった文殊様の台座の説明が主でしたがここで驚きのお話が。なんと竹林寺の文殊様が高知県の名前の由来らしいですよ!もともと「河中」だった地名を、洪水が多いことから水に縁のある字を避けて文殊様の知恵の字をもらい「高知」にしたのだとか。高知県は文殊様に守られていたのか。

 

ご開帳のメインは本堂のご本尊様。本堂にお参りをするときはちょうど御簾に隠れて見えない文殊菩薩さまの顔を見ることができます。
伏目で慈悲深さが表れているのか、何か考えているのか、という感じの文殊さん。お願いごととかも口で言わなくてもこの目で見透かされている感じすらしますよね(゜ω゜)

 

お付きの童子さんやら馬頭観音さんも見られるようになっていましたが、中でも文殊さんが乗っている獅子像。これ、前回ご開帳があった時より古いものが公開されているようでした。なんだか肌も古びてごつごつしている感じ。
阿形の獅子像なのですが、口を開けた形がなんだかとってもいい笑顔に見えてとても和むお顔をしています(*´ω`*)
ライオンに向かって和むというのもなんですが、解説でも「獅子とはどういうものか分からない時代に想像しながら作った獅子像。公開するとよく犬だと言われる」と言われていましたし、見ると確かに筋肉質な大型犬のように見えるのです。とってもチャーミングな獅子像だったのでした。

 

善財童子像と

これまた文殊さんと一緒に公開されていたお付きの童子君は境内にも銅像があるようです。こちらはご開帳が終わっても会えそうですね(∩´∀`)∩


お参りや境内の撮影を済ませ、ふかふかの苔に囲まれた道を後にする一行。ふもとの植物園もかなり気になる。。

竹林寺境内

 

竹林寺で結構ゆっくりしたので、ここで参加者さんとお昼に。しかし移動を挟むので、お寺以外の場所で待ち合わせに。大丈夫か。。との心配が。なんとか合流はできましたが、通ったルートで結構かかる時間は変わってくるもの。大丈夫かな?連絡先がメールしか分からない。。(´・ω・`)

という場面が出てきたので、次回こういったイベントをする時には電話番号必須になるかも?ごはんはスタッフ、参加者共にわいわいいただきました。

そんなこんなでぐーっと戻って大日寺。大日寺って名前のお寺、多いですね。大日如来様大人気。

 駐車場からお寺への道すがら門前にあるお店、錦堂の方ともお話させていただきました。おへんろ道ではよく出会うお遍路さんの形のステッカー、こちらのお店のだったようです。


若い人にもお遍路を知ってもらう活動をしているとお話したところ、がんばってね、と応援してくれた上に、偶然通りかかった馴染みの先達さんにもおまいりんぐを紹介してくれました(≧∀≦)


錦堂の方にも、錦堂なじみの方にも応援していただき、これまた偶然通りかかった方がお寺に入る前に門前でほら貝を吹くというので同行。ほら貝は大日如来の教えとつながりが深いらしいので、大日寺でその音を聞けるのはなんというか、タイムリーな感じがします。

大日寺門前で

そして大日寺もなんと!ご開帳!!意識してこの日にした訳ではなくないのですが、ラッキー。とてもタイミングが良かったようです。
今回公開になっていた大日寺のご本尊はなんと、過去に公開した記録がないとのこと。これは貴重です(`・ω・´)!!

本堂の奥、美術館の収蔵庫のような頑丈な扉(防火扉なのかしら)の奥にご本尊の大日如来様がいらっしゃいました。小部屋でひっそりと座っている姿。でも扉から見上げる大日如来像は大きく、どっしりとした迫力というか、貫録がありました。

 


大日寺はお参りを済ませたら、是非チェックすべきところが。。実は以前もへんろ茶屋にいらっしゃったお客様に、首から上の病気に効く泉というのを紹介していただいていたのです。

奥の院湧き水

こちらですね!こちらの水、高知の名水40選にも選ばれるほどの綺麗な水なんだとか。霊験あらたかな泉。歩き遍路さんの貴重な給水ポイントにもなりそうですね。

 

今回前編はこの辺で一度区切ります!続きはまた後編から(・ω・)ノ

  • LINEで送る