





- 宗派:
- 高野山真言宗
- 開基:
- 行基菩薩
- 創建:
- 天平年間(729年 ~ 749年)
- 住所:
- 徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66
- 電話:
- 088-672-1087
- 駐車場:
- あり(無料)普通14台・大型3台
- 宿坊:
- なし

聖武天皇の勅願により行基菩薩が建立し、「金光明寺」と命名されたと伝えられます。
当時の御本尊様は高さ約91センチの釈迦如来像で、脇侍に阿弥陀如来、薬師如来の三尊を安置して開基されたといわれます。
後に弘法大師が四国を巡教された際、村人達が日照りに苦しんでいるのを見て、この地に井戸を掘られます。
この井戸から出た水は霊水で、「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ、お寺の名前を現在の「金泉寺」に。
また、亀山天皇(在位1259年 ~ 1274年)の信仰が厚く京都の三十三間堂をまねたお堂を建立。千の千手観音を祀り、背後の山を亀山と名付け山号を「亀光山」と改められたそうです。
天正10年(1582年)には長宗我部元親の兵火にて大師堂以外の建物を焼失するが、その後再建され現在の姿になったそうです。

黄金の井戸
「長寿をもたらす黄金の井戸」 覗いて顔がうつれば長寿!
うつらなかったり、ボヤけていると病気や事故に注意すべし!
また、ここにある地蔵尊は北向地蔵といわれ首から上の病に霊験あらたかといわれています。
観音堂
寿永4年(1185年)の2月。屋島に向かう途中の源義経が必勝祈願の為に立ち寄ったといわれます。
勝運観音とも呼ばれています。
弁慶の力石
必勝祈願に訪れた義経が弁慶に力試しさせた石。
と言うより「岩」!弁慶は見事持ち上げたそうです。納経所に続く道にあります。
倶利伽羅竜王(くりからりゅうおう)
不動明王が右手に持つ「黒龍の剣」が、不動明王の化身として独立したものです。我が身の内にある迷いを打ち払う形が剣を呑む龍の姿になったものらしい。
満願弁財天
願いをすべて聞いて頂ける弁天様!

金泉寺に行くと、いつもお掃除されている人に会います。大きな声でご挨拶して頂き“元気”を貰えるお寺です。境内はいつも美しく掃き清められています。
お大師堂は中に入れる様になっています。
個人で参拝の方は入口が分かりにくい事もあり、ほとんどの方が外で参拝されています。お堂に向かって左側に入口があります。靴を履いたままあがれますので、遠慮せず中でお経を読みましょう。お堂の中の壁には、お大師様の一生が描かれた絵が飾られています。
歩き遍路の方は、次の4番札所に向う道に金泉寺の奥の院「愛染院」があるので、是非お参りをしましょう。御本尊様はお大師様作の不動明王。足腰に霊験あらたかといわれるお寺です。道中の健脚のご祈願お忘れなく!
また、「愛染院」の納経は梵字用の竹の筆で書いて頂けます。納経帳に御朱印を! 後半の余白のページにして頂きましょう。


龍泉(たつみ)
第三番札所・金泉寺に棲む、八八さん三女。
勝運観音のご加護のもと、勝負運はかなり強い。しかし、その運を使う機会がなかなか来ないという。
見た目に反して結構な照れ屋さん。
名前の由来は、「倶利伽羅龍王」の『龍』と、「金泉寺」の『泉』から。「たつみ」の『み』は三番目の『三』とも掛けられている。
◎八八さん×拠り所
覗いて顔がうつれば長寿! と言われる、黄金の井戸。金泉寺の象徴でもある。

◎八八さん×スイーツ
龍泉をイメージして誕生したスイーツ。
グレープフルーツゼリーとヨーグルトムースの二層仕立。
龍泉姐さんらしく、見た目も味もスッキリさわやか。暑い夏にオススメ♪ by もへんろ茶屋

- おこしやす、金泉寺☆(キラッ
- ……………………。 ……………………。
- ? 如何(いかが)した? 双方、つと黙したりして。
- いや……、龍泉さんってそんなキャラだったかなー? なんて思ったりして。
- 「おこしやす」は京都弁やし……。と言うか、何かあったん?
- 何か有ったのかと云われれば、実は、五番の妹に「龍泉ちゃんは寡黙で近寄りがたいから、もっと笑顔を見せた方がいいかなっ☆(キラッ」と指摘をされて。
- へ、へえ……。(蔵杏羅さんのモノマネ上手いな、おい)
- 吾(われ)なりに頑張ってみたのだが……然(そ)うか、不評であったか。
- んー、不評って言うより、突然でビックリしただけと言うか。ま、まあ、それは置いといて、金泉寺のオススメを教えてほしいんよ。
- 噫(ああ)、其れなら、先ず本堂横の「護摩堂」を案内しよう。其処の格天井には美しい「花鳥図」が描かれていてな、是非、見て行くと良い。
- 扉越しやけん、暗くて見づらいけど……お、見えた。
- うむ。人間、其の気に成れば不可能なことは無い。気合いで乗り切れ。
- 天井絵を見るんも気合いが必要。今日の教訓やね!
- あとは、矢張り「黄金の井戸」は外せまい。
- 覗き込んで、もし、影がうつらんかったら病気とか事故に気をつけないかんっていう例のアレ?
- 如何にも。然し、影がうつらずとも案ずる事は無かろう。貴殿貴女は遍路を始めたばかり故、此れから八十八箇寺を巡り結願すれば良かろうに。
- 無病息災を願いながら歩けと言うことかな。
- そういうコトみたいやね。
- んじゃ、次の札所に行くか。
- うん♪