





- 宗派:
- 高野山真言宗
- 開基:
- 弘法大師
- 創建:
- 弘仁6年(815年)
- 住所:
- 徳島県徳島市国府町延命606
- 電話:
- 088-642-0471
- 駐車場:
- あり(無料) 普通車 約10台
- 宿坊:
- なし

四国霊場のなかで唯一、弥勒菩薩を御本尊とされています。弥勒菩薩は未来仏。56億7千万年後に衆生を救済に出現するといわれています。
縁起によると、弘法大師が42歳のころ、この地で真言の秘法を修行していた時に、多くの菩薩を従えて化身した弥勒様が来迎されたといわれます。大師はすぐに感得し、そばの霊木にその尊像を刻み、堂宇を建立して本尊にされました。
後に、大師の甥、真然僧正が金堂を建て、また、高野山の再興で知られる祈親上人(きしんしょうにん)によって講堂や三重塔、仁王門が建立され、七堂伽藍がそびえる大寺院となります。
室町時代には阿波守護大名の祈願所にもなりますが、「天正の兵火」により焼失しています。江戸時代に復興し、低地の谷地から現在の「流水岩の庭」近くに境内が移っています。
奇形な岩盤の断層が重なる「流水岩の庭」。自然が生み出す美しい境内が魅力。

アララギ大師
本堂前の周囲8m、高さ10mの巨木。
枝の又に小さなお大師様がいらっしゃいます。
糖尿病、眼病の祈願で有名。
地蔵菩薩
本堂前。子供の寝小便、夜泣き、歯痛、足の痛みをピタリと止めてくれるといわれます。
常楽園
昭和30年に設立した戦災孤児のための社会福祉施設。
四国霊場では唯一の養護施設。
18才までの子供達を収容しておられます。

「吾れ閉眼の後、兜卒天(とそつてん)に往生し弥勒菩薩の御前に侍すべし。56億余の後、必ず慈尊と御共に下生し、吾が先跡を問うべし....」
これは、お大師様の御遺告(遺書)の一節です。
弥勒菩薩様は遠い過去に悟りを開いたにもかかわらず、やがては釈迦の教導を嗣ぐ者として菩薩行に励まれておられます。その行場は兜卒天であり、釈迦の滅後56億7千万年後に最後のひとりをも救いつくす為にこの世に降りてこられます。
お大師様は、弥勒菩薩様のおそばでお仕えし、やがては一緒に降りてくることを約束して深い瞑想に入ったまま兜卒天に昇り、今もその状態は続いています(高野山奥の院御廟)。
弥勒菩薩を梵字で表すと「ユ」。英語のYの様な梵字。そうです! お大師様を表す梵字と一緒なのです。お大師様が弥勒菩薩様のお弟子になられた事から同じ梵字で表されています。
四国霊場では唯一の弥勒菩薩様が御本尊様のお寺です。お大師様の師匠です。しっかりお願いをしてみましょう!


閃(せん)
第十四番札所・常楽寺に棲む、八八さん十四女。
中性的な容貌の眠り姫。
テーマは“流水岩のように無骨な中にも優美さを”。
アクセントにアララギの葉をモチーフとした模様をあしらっている。
弥勒菩薩のような半眼が特徴。まあ、眠たいのを我慢しているだけなんですけど。
自然によって形造られた「流水岩の庭」のように、風に身を任せてのらりくらりと過ごしている彼女。
56年に1回くらいは本気を出そうと思っているらしい。
名前の由来は、常に移り変わるけれど、どこか止まっている感じのする常楽寺のイメージから。
永久不変な岩を意味する「常盤(ときは)」が最も有力な候補だったが、この世に不変のものはなく全ては一刻一刻変化していくものであるから、その一瞬こそ大切にしなければならない。そう考え直し、“悠久の中の一瞬の閃き”という意味を込めて「閃」に変更。
一文字ながら、何気に奥が深い名前なのだ。
補足:腕の小鳥は「ピヨミ」。お友達だそうだ。
◎八八さん×拠り所
アララギの木。
小さなアララギ大師様がお座りになっている幹の間でお昼寝をしているという噂。

◎八八さん×スイーツ
焦らずのんびり昼寝をしながら待っていてくれ。by閃

- 十四番目の札所は「常楽寺」。ここは四国霊場で唯一、弥勒菩薩様がお本尊のお寺なんよ。
- ふうん。あれ、弥勒菩薩を表す英語の「Y」みたいな梵字、どっかで見たような……?
- いっつも見よるんやけん覚えとかな。これこれ (-ω-)ノ□←お札
- ああ、お大師さんと同じなんやね。
- そう! お大師さんは弥勒菩薩様のお弟子さんやけん、同じ「ユ」の梵字なんよ。
- (「Y」みたいなコレ、「ユ」って読むんか)
- おおい、二人とも。入り口につっ立ってないで入ってきなよ。でもって、「流水岩の庭」の向こうの「アララギの木」を見ておいで。
- そうそう、このお寺のお大師さんは小さな姿でアララギの木の幹におられるんよね。
- それで「あららぎ大師」か。……しっかし、この庭、えらい岩がごつごつして歩きにくいな。
- 自然の力が創りだしたままの姿やけん。あ、恵は足腰強くないんやけん、気をつけて歩かないかんよ!
- 法輪寺のコトを言ってんのか……。やめろよそんな過去の話は……。
- ふふ。だが、用心するに越したことはないぞ。私は寝惚けながら歩いて毎日のように顔からダイブしているからね。
- なるほど。この岩肌は風雨の力のみならず、閃さんの身体を張ったダイビングによって造られて、これからも刻々と形を変えていくわけやな。
- アララギの木に到着ー! って、あれれ? お大師さんの姿が……
- 想像しとったお大師さんと違うんやけど。なんかモジャモジャしとって、まるで鳥の巣のような。
- ようなって言うか、まんま鳥の巣やねえ。
- おやおや、これはいけない。ぴよみのヤツ、私が昼寝をしている間にこんな立派な住居を構えて。――ああ、ぴよみというのは私の友達(ツレ)で、けったいな
- そんな説明はええから!
- ふぁっ!? わ――じゃない、大師の別荘が鳥に乗っ取られただtくぁwせdrftgyふじこlp!!!?
- ピヨピヨチュンチュンチュン♪