1200年の歴史を持つ四国八十八箇所巡礼を題材としたストーリーです。“八八さん”と呼ばれる札所を守るキャラクターが毎号登場!

心と向き合う 八十八霊場紹介 たくさんの人と出逢って違う自分を見つける旅

薬王山(やくおうざん)金色院(こんじきいん)国分寺(こくぶんじ)

第十五番札所 国分寺/山門 薄く濃くわけわけ色を染めぬれば流転生死の秋のもみじ葉 薬師如来/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
徳島/阿波 DATA
宗派:
曹洞宗
開基:
行基菩薩
創建:
天平13年(741年)
住所:
徳島県徳島市国府町矢野718-1
電話:
088-642-0525
駐車場:
あり(無料) 普通車 10台
宿坊:
なし
歴史・由来

四国霊場には四つ全ての県に国分寺があります。その最初の札所が徳島にある「阿波国分寺」です。
聖武天皇(在位724年~749年)が、天平13年に国家の安穏や五穀豊穣、政教一致、地方文化の向上などを祈願し、勅命により全国68ヶ所に国分寺、国分尼寺を創建されました。
縁起によると阿波国分寺には聖武天皇から釈迦如来の尊像と「大般若経」が納められ、本堂には光明皇后のご位牌厨子を奉納されたと伝えられています。開基は行基菩薩で自ら薬師如来を刻み本尊とされています。創建当初は法相宗であり、金堂を中心に七重塔も建つ七堂伽藍が整っていました。塔の礎石なども発掘されており、徳島県の史跡に指定されています。
弘法大師が弘仁年間に四国霊場の開創のため巡教された際に宗派を真言宗に改められています。
その後、天正の兵火により焼失しています。寛保元年(1741年)に阿波藩郡奉行、速水角五郎(はやみかくごろう)によって伽藍が再建されています。
現在は禅宗・曹洞宗の寺院となっています。

見どころ

本堂

重層の入母屋造り(いりもやづくり)。
聖武天皇、光明皇后の位牌が祀られています。

庭園

平成12年に国の名勝に指定。
桃山時代(1573年~1598年)の作庭、築山、泉水、枯山水、高さ4mの巨岩が組み合わされています。
有料300円(要予約)。

七重塔の礎石

境内の片隅に、七重塔の心礎といわれる心礎石が置かれています。この礎石は環溝型という珍しい形式。

ここがポイント!

境内に烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)堂があります。不浄除けの仏様であり、お大師様が刻んだもので、ひとつの願いは必ず叶えてくれるといわれ人気があります。
そして、この烏枢沙摩明王の御札が更に人気があります。トイレに貼る御札です。
烏枢沙摩明王はこの世の一切の汚れを焼き尽くす「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があります。
そこで、トイレを清める御札。トイレは古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考えられています。烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えることが出来ます。とくに、下の病気や婦人科の病気から守護してくださいます。
四国霊場ではいろんなお寺でこの御札は扱っていますが、有名なのはここ国分寺と27番神峯寺です。ご自宅のものや遠くに住んでるご家族のものなど、お土産にしても喜ばれるようです。
貼り方は、トイレの中で目線より高い場所、お尻を向けない方向(便器に対して横向きがベスト)、ピンで留めずに両面テープなどで貼りましょう。

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《紹介文》著:野村常晋(霊場会公認先達)

萌える(!?)四国八十八箇所霊場紹介

境内配置図 煌々(きらら)

煌々(きらら)

第十五番札所・国分寺に棲む、八八さん十五女。
煌びやかなモノをこよなく愛する女の子。

“金堂を中心に七重塔も建つ七堂伽藍が整って”とあるので、かつてはかなりの規模を誇る寺院だったと想像。
また、国の名勝に指定されている庭園も壮観で(訪問時は新緑が芽吹く前でかつ雨だったのが残念)、そこから華やかな煌々が誕生した。

国分寺は烏枢沙摩明王のお札が人気。烏枢沙摩明王は炎で全ての汚れを焼き尽くすという。
炎使い→魔法使い→魔法少女というわけで、魔法少女に憧れているという設定が後になって追加された。
さらに魔法少女に憧れるというからには少し幼く夢見がちな性格がいいかな~という原作者の考えのせいで、最終的に少し残念なコに仕上がってしまったのである。

名前の由来は、とにかく煌びやかな雰囲気の漂う言葉・漢字を考えていた末に出てきたものが「煌」で、二つ重ねて「煌々」になった。

◎八八さん×拠り所
烏枢沙摩明王堂。
たまに烏枢沙摩明王様の鉾を魔法のステッキとして拝借しているとか。

八八さん拠り所

◎八八さん×スイーツ
キラッキラのスイーツを準備してるから待ってて☆ by煌々

八八さんスイーツ

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あゆみ
「国分寺」は4つの県にそれぞれ1箇所ずつ、全部で4箇所あるんよね。
恵
15番「薬王山・国分寺」(徳島)、29番「摩尼山・国分寺」(高知)、59番「金光山・国分寺」(愛媛)、80番「白牛山・国分寺」(香川)――の4箇所やっけ?
あゆみ
うん、そうやね! ちゃんと勉強しとるやん。えらいえらい。
恵
うぉい! 頭を撫でるなっ!
煌々
やっほー☆ あゆみちゃぁぁん! 恵くぅぅん! って、いいないいなー! 頭なでなでしてもらってるー、いいなー! 煌々も煌々もー!!
あゆみ
煌々さん、やっほー☆ んじゃ、煌々さんもなでなで……
煌々
恵
……つか、煌々さんってなんとなく“国分寺の八八さん”って感じがせんよな。
煌々
ほぇ? なんで??
恵
いやあ、15番の国分寺って静かで落ち着いた雰囲気の寺やったけん。
煌々
それって煌々がうるさくて落ち着きのないコってこと? 失礼しちゃうなあ! 失礼しちゃうなあっ!!
あゆみ
まあまあ。ところで、阿波の国分寺って言えばやっぱり庭園やね。
煌々
ん♪ 平成12年に“国の名勝”に指定された庭園で、桃山時代に作られたって言われてるの。拝観料は300円で予約が必要だから、まずはお寺に問い合わせてね☆
あゆみ
そして、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)さまのお札が有名やね。
恵
「炎で一切の不浄を焼き尽くす」っていうトイレの神さま?
あゆみ
神さまやなくて仏さま? あ、でも、“明王は天部の神々と同様に古代インド神話に登場する神々が仏教に包括されて善の神となった云々”やけん……?
恵
んー……まあ、ここでは深く考えんとこう。
煌々
そうそう。考えるより感じろって言うもんね☆ だ・か・ら、今は火力がアップした煌々の魔法<改>を体感し(かんじ)てくれたらいいかなー☆
恵
接続詞がおかしい! っていうか、国の名勝を灰にしようとするのはいい加減やめろおおおおお!!

第十六番札所へつづく

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前の札所まで : 0.8 km

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次の札所まで : 2.0 km

徳島/阿波 ~ 発心の道場(一番~二十三番) 高知/土佐 ~ 修行の道場(二十四番~三十九番)
愛媛/伊予 ~ 菩提の道場(四十番~六十五番) 香川/讃岐 ~ 涅槃の道場(六十六番~八十八番)
四国別格二十霊場 ~ 番外札所(一番~二十番) 東寺(教王護国寺) 高野山金剛峯寺
結願