1200年の歴史を持つ四国八十八箇所巡礼を題材としたストーリーです。“八八さん”と呼ばれる札所を守るキャラクターが毎号登場!

心と向き合う 八十八霊場紹介 たくさんの人と出逢って違う自分を見つける旅

母養山(ぼようざん)宝樹院(ほうじゅいん)恩山寺(おんざんじ)

第十八番札所 恩山寺/大師堂・玉依御前の剃髪所 子を生めるその父母の恩山寺訪らいがたきことはあらじな 薬師如来/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
徳島/阿波 DATA
宗派:
高野山真言宗
開基:
行基菩薩
創建:
天平年間(729年~749年)
住所:
徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40
電話:
0885-33-1218
駐車場:
あり(無料)   普通 20台
マイクロバス 5台 大型 4台
宿坊:
なし
歴史・由来

小松島市郊外の小高い山の上に建つ恩山寺。
聖武天皇の勅願により行基菩薩が創建し、当時は「密厳寺(みつごんじ)」という寺名でした。本尊は行基菩薩が薬師如来像を刻み安置し、災厄悪疫を救う女人禁制の道場だったそうです。
延暦年間(782年~806年)になって、弘法大師がこの寺で修行をしていた時、大師の生母・玉依御前(たまよりごぜん)が讃岐の善通寺から訪ねてこられます。だが、お寺は女人禁制、大師は山門近くの瀧にうたれて秘法を修し、女人解禁を成就にて母君を迎え入れる事が出来たそうです。
やがて母君は剃髪をして、その髪を奉納されたので、大師は山号寺号を「母養山恩山寺」と改め、自像を刻み安置され「我が願いは末世の衆生の難厄を除かん」と誓われたそうです。弘仁5年(815年)のころと伝えられます。
寺は「天正の兵火」で焼失するも、江戸時代になって阿波藩主の庇護をうけて繁栄し、現在の本堂や大師堂は文化、文政年間(1804年~1830年)ころに建立された由緒ある建造物です。
境内には玉依御前を祀る小堂があり、母君を慕いつくした大師の心が今も宿っているような寺です。

見どころ

玉依御前の剃髪所

大師堂に寄り添うようにあります。「大師御母公剃髪所(だいしごぼこうていはつしょ)」の石碑と小さなお堂があり、大師作とされる「御母公像」、母君の髪の毛が安置されています。

お大師像

大師自らが刻まれた像で、現在、大師堂の本尊とされています。

毘蘭樹(びらんじゅ)

寺へと続く母養橋のそばにある。お大師様お手植えとされ、徳島県の天然記念物に指定されています。
灰褐色の樹皮が剥がれ落ち、紅黄色の木肌があらわになっているのが特徴。ばくち打ちが、賭け事に負けて身ぐるみ剥がされた様子に例え、「博打(ばくち)の木」と呼ばれています。
この木に触ると、勝負に勝てなくなる。逆に葉っぱを財布に入れておくと勝負に強くなる。などと言われたりもしています。

ここがポイント!

恩山寺には有名な御守りがあります。摺袈裟(すりげさ)といいます。私自身も肌身離さず持っている御守りです。
亡くなった時、棺桶に入れると極楽往生。亡くなった人の仏壇に供えると、まだまだ間に合う極楽往生。そして、生きている私たちが持つと、悪い事が良い事に変わる。これが摺袈裟です。
悪い事が良い事に変わる。これは私の勝手な解釈になりますが、仏教の言葉に「悪因悪果」というのがあります。悪い結果には必ず悪い原因があるということです。
例えば、裸で寝る→風邪をひく。悪い原因が裸で寝る事で、悪い結果が風邪をひく事。では、これが良い結果に変わるとなるとこうなります。裸で寝る→風邪をひく→通院→かわいい看護士さんとの出会い→幸せな結婚。
ちょっと強引ですが(笑)、こういう事です。
ようするに、現在は過去の積み重ね、過去のマイナスは全て現在の幸せの為にある。そういう御守りだと思っています。もう一度いっときますが、勝手な解釈です。
一生持っておける肌守りです。700円。オススメです。

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《紹介文》著:野村常晋(霊場会公認先達)

萌える(!?)四国八十八箇所霊場紹介

境内配置図 珠依(みより)

珠依(みより)

第十八番札所・恩山寺に棲む、八八さん十八女。
「母」に憧れ日々修行。特技は家事全般。

毘蘭樹の木肌色(赤褐色)の着物に、真っ白な割烹着をまとった姿。黒髪が自慢。

弘法大師・空海の母君――玉依御前のような子に慕われる母を目指して、毎日修行に励んでいる。
無駄に女子力の高い八八さん。

努力家で常に一生懸命。ただ、どこかツメが甘く動けば何かしらやらかしてくれる。巻き込まれた側に言わせれば、悪意がないぶん余計にタチが悪いとか何とか。
また、普段は大人しくて口数も少ない彼女だが、一度話しはじめると止まらない止められない。
調子に乗せては(いろんな意味で)ダメな一人。

名前の由来は、母君・玉依御前のお名前を拝借して。

◎八八さん×拠り所
毘蘭樹――別名、バクチノキ。
だからといって、珠依が賭博好きというわけではない。

八八さん拠り所

◎八八さん×スイーツ
どんなスイーツが登場するか楽しみですね。きっと、母の手作りの味でしょう。私をイメージしてとのことです。きっとそうに違いありません。なぜなら私はあの御方の母君様に憧れて母君様のような(ry by珠依

八八さんスイーツ

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あゆみ
赤い欄干の「母養橋」を渡ったら見える大きな木は「毘欄樹(びらんじゅ)」って言うんよね!
珠依
そうです。その通りです。その昔、あの御方様が母君を想って自ら植えられた真心の詰まった大木です。今では県の天然記念物に指定されて、それはもう大層な
恵
あー、何にしても、お大師さんって井戸掘ったり木植えたり、どんだけアクティブだよって話やな。
あゆみ
あれ。親孝行のために植えた木やし、お母さんの健康を願うとかいう木なんかなって思ったら「博打(ばくち)の木」なんて呼ばれとるんやね。
珠依
不思議ですよねえ。それはですね、この木は樹皮が剥がれやすいんです。樹皮が剥がれ落ちて木肌が現れるさまを、博打に負けて身包みを剥がされた姿に喩えて
恵
この木に触ったら勝負に勝てなくなるんやと。じゃあ頭から木に突っ込んだ珠依さんは……
珠依
ふふん。私は聡く慎ましい母になるため日々修行をしている身です。勝負事とは無縁なので何も問題ありません! のーぷろぶれむ!!
恵
んー……でも母は慎ましいだけやなくて、ときには強さをみせないかんときもあるよーな。って、俺が言うような台詞やないけど。
あゆみ
いや、恵の言うことは一理あると思うんよ。あたしもよく知っとるわけやないけど、スーパーのタイムセールっていうんは戦場とか何とか。
恵
ああ。屈強なママさん軍団の前に崩れ落ちる珠依さんの姿が目に見えるようやわ。
珠依
はっ……!!!!
あゆみ
お献立が質素になってしまうね、調味料がおかずになる日も遠くないね……
珠依
お、おかずは気合でどうにかするからいいんです! ていうか、スーパーとか行ってませんから!!
恵
(じゃあ、どこで調達してんだ? 材料……)
恵
ま、珠依さんのご飯事情は置いとくとして。木肌に触れたら勝負に負けるけど、葉っぱの方はラッキーアイテムらしいぜ。
あゆみ
葉っぱをお財布に入れとったら勝負に強くなるんやね!? 今後に備えてあたしも葉っぱ拾って行こかな~
珠依
葉っぱも良いですけど恩山寺には「摺袈裟(すりげさ)」っていう珍しいお守りがあるのですよ。
恵
摺袈裟?
珠依
悪いことを良いことに変えてくれる素晴らしいお守りがですね、な・な・なんと! 納経所で700円で販売されているのです!! このお守りは一生持って
あゆみ
珠依さんの瞳に¥マークが浮かんどる! アイコン小さいけん見えんかもしれんけど!
珠依
ふふふのふ。母の腕の見せ所はお台所だけではないのです。お金のやり繰りも上手であらねば。そう、すべては愛する我が子のためなのです。ご存知の通り、私
あゆみ
今度は炎が!! アイコン小さいけん(ry
珠依
……あの~、お二人とも。私が喋ってる途中にわざと割り込んできてません? え? 気のせいですか? そうですか……

第十九番札所へつづく

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前の札所まで : 19.0 km

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次の札所まで : 4.0 km

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結願